会報(PDF形式)はこちら

米山記念奨学生 送別会
池辺 奏

3月12日(水)見城亭にて、米井会長、吉田幹事、小堀カウンセラー、事務局をお招きして国際奉仕委員会及び国際社会・財団・米山委員会メンバー、ヨウ・ホさん テイ・トウさんを加えて総勢12名にてヨウ・ホさん、テイ・トウさんの送別会が開催されました。窓からライトアップされた石川門を眺めつつ美味しい料理を味わいながら送別会は進みました。二人にこの一年で印象に残ったことは地震を経験したこと、石川県は魚料理がとっても美味しいといった話題で会は進みました。

会の中で米井会長より「出会いがあれば別れもある。仕事も勉強も人とどれだけ接するかが大切であって、そういった経験がより深みのある人になれる」といった労いの言葉をいただきました。また小堀カウンセラーからは「米山奨学生の一年の期間はあっという間だと思いますが、これからが重要で日本と祖国の新しい懸け橋となってください」といった激励のお言葉もいただきました。最後に委員でもある松本カウンセラーより「初めてカウンセラーを拝命しいろいろな経験をしました。奨学生の皆さんも一歩ずつ成長することが大切である」といった言葉をいただきました。

送別会という事もあってちょっとしんみりしましたが二人は色々なプレゼントをいただき、さらに柴田委員長からは美容グッズも頂いてヨウさんテイさん共に大いに盛り上がり笑顔で閉会となりました。これからの奨学生の未来を祝う素敵な送別会となりました。

『児童養護施設 享誠塾 改築』に伴う寄付金贈呈式
辻 匡

平和町の児童養護施設 社会福祉法人享誠塾には、災害や事故、親の離婚、病、家庭の脆弱化による虐待等、不遇な環境や情緒的な課題で、親と一緒に暮らせない3歳から20 歳までの子どもたちが生活しています。昭和21 年、戦争孤児を養育するため、軍隊の倉庫を借りて創設されました。校内暴力からいじめ、虐待へと世相を反映しながら、近年は、30 名程度の子供たちの社会的自立に取り組んでおり、築50 数年を経て老朽化した建物の改築が始まっています。

地域との密接な関係を保ち、家庭的な環境で子どもの社会的自立を促すため、コロナ禍の令和3年、小規模グループケア「長坂分園」が近隣に新設されるのをきっかけに始まった金沢RC の支援も、5年目となります。一昨年、北川塾長が脳梗塞に倒れた際には、偶然にも卒塾生が介護士として働く病院に運ばれ、育ての親としての再会の喜びと大きな励ましがあったことで、今日までに危機を脱し回復に邁進されているとのお話を拝聴しました。お体や言語にご不便が残されており、卓話にお運びいただくのは、もう少し先かと思います。

子どもたちの問題に関心を持つだけでなく、現場に携われないながらも、金沢RC は様々な形の支援のあり方を模索して参りました。本年は令和7年3 月26日(水)、米井会長、竹内職業・社会奉仕委員長、辻(地域社会委員長)にて同所を訪問し、子どもたちの明るい未来へつながる新居の完成へ祈りを込め、米井会長より北川塾長に、金10 万円の目録を贈呈致しました。ささやかではありますが、令和8年10 月工事完了の節目の支援として、青天麗らかに希望の光に包まれ、セレモニーを終えました事をご報告申し上げます。

インターアクト報告
遊学館高等学校インターアクトクラブ

遊学館高等学校インターアクト部 部長の廣瀬です。いつもご支援ありがとうございます。今回は、昨年10月20 日(日)に行われた、国際ロータリー第2610地区インターアクト年次大会について報告します。

今年は、遊学館高等学校をホスト校として、金沢ロータリークラブご支援のもと、会場を遊学館高等学校とし、盛大に開催されました。はじめに、お世話いただいた金沢ロータリークラブの会長、米井さまをはじめ、インターアクト委員長、新田さま、皆さまありがとうございました。

部員が5名と少ない中で、全員が役割を持ち、分担しながら行うことができました。顧問の先生にもご指導いただいたことで、この大会が成功できたと思います。

今回の学生交流は、ワークショップ「金の糸」を行いました。これは、私たちが昨年の3月に訪問した台湾でもお世話になった、台湾の国際ロータリー3490地区、日台親善委員会委員長、洪(こう)さんにお願いし、日本で行われているワークショップを実現することができました。

このワークショップは、「人生すごろく」というゲームのプレイを通して、高校生が自分の小学校の自分から成長しているところを振り返って、将来のためにする、というものです。

私たちは運営で忙しく、プレイすることはできませんでしたが、参加したインターアクトメンバーは、楽しそうにプレイしていたと聞き、良かったと思いました。

冬になると、外での活動は少なくなりますが、校内行事の手伝いなど、できることは参加して行きたいと思います。

まずは、部員を増やし、活動を充実させることを目標に、来年度も頑張ります。ご支援よろしくお願いします。

オレーナ・ミロツカさんご挨拶

親愛なる金沢ロータリークラブの皆様、私は現在日本に住んでいるウクライナからの避難民です。
2024 年、日本にいるウクライナ難民への支給が停止され、多く人々がウクライナに帰国しています。
しかし、私の故郷であるドネツク州は、ロシア軍に占領されたままなので、そのような機会はありません。
日本での生活に適応できるよう、皆さんの支援に感謝しています。
私は現在、健康上の理由で働くことができません。
皆さんの支援のおかげで、私は自分の活動と社会への統合に集中することができます。
ここで私は守られていると感じ、自分の将来を築く機会を得ています。ありがとうございます。