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親睦委員長挨拶
2024-2025年度
親睦委員長
真柄 卓司

本年度の親睦委員会は「楽しくなければロータリーじゃない」をスローガンに、会員の皆様はもちろんのこと、委員会メンバーも楽しみながら設営できる委員会活動を目指しています。

納涼懇親会は「家族で楽しめる会」というコンセプトのもと、「お祭り」を開催。お子様向けの射的やビン釣り、会員向けのワインクイズ等多くの屋台を、委員会メンバーがお揃いの法被で運営しました。屋台でお子様に接する、普段見られない親睦委員会メンバーの姿に、米井会長からは「このような手作りの会もいいね」と絶賛(?)のお言葉をいただきました。また本年1月に被災した輪島市の「輪島和太鼓虎之介」の演奏披露もあり、多くのメンバー及びご家族の方々に「夏」を感じながらお楽しみいただけたと思います。

12月にはご案内の通りイヤーエンドパーティを開催します。本年は「ジャズメン・オブ・ザ・イヤー」等を受賞し「楽器と渡り合える歌声」と評判のケイコ・リー氏をお招きし、年末の夜にふさわしい少しリッチで素敵な時間をお届けします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

そして本年は90周年という節目の年。90周年記念式典後に開催される「感謝の集い」において、これまでお世話になった方々に金沢の文化を体感いただくとともに、感謝の気持ちを伝える場にできればと思っております。

災害の多かった本年、なかなか気持ちが前向きにならない中ではありますが、少しでも会員の皆様同士で親睦を深められるよう親睦委員会一同、力を合わせて参ります。会員の皆様のご協力、ご参加を心よりお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。

金沢ロータリークラブ90周年記念事業
講演会「希望の未来へ 宇宙の彼方へ」
宇宙飛行士 野口聡一氏

金沢ロータリークラブは11月16日、キゴ山ふれあい研修センターで創立90周年記念事業として、宇宙飛行士の野口聡一さんの講演会とワークショップを開催しました。将来に希望を持ってほしいとの願いを込めて企画した講演会には、令和6年能登半島地震で被災した奥能登4市町の小中学生273人を含め、約500人の親子連れが参加しました。

アニメや映画を見て宇宙に憧れを持ったという野口さんは、高校時代の進路相談で「宇宙飛行士になりたい」と話して担任の先生を困らせ、普通の会社員を経て宇宙飛行士にたどり着いたエピソードを紹介。「夢を実現するためのルートが見えなくても、諦めないでほしい」と呼び掛けました。

少年時代にボーイスカウトの活動で珠洲市を訪れたことや震災後の炊き出し、金沢大学との宇宙実験など、石川との関わりについても紹介しました。

講演後の質問コーナーでは「一番好きな宇宙食は?」「宇宙に行ってよかったことは?」など、好奇心旺盛な子どもたちの質問に丁寧に答えました。

ワークショップ① ロボットアームモデル

国際宇宙ステーションで使われているロボットアームは、3本のワイヤーで締め付けることで物をつかむ仕組みが採用されています。この仕組みをプラスチック製のコップやひもなど、身近な材料で再現するユニークな試みにチャレンジしました。自分だけのロボットアームモデルが完成すると、ペットボトルを持ち上げて性能を試した後、立てたマジックペンを落とさずに移動させてタイムを競うゲームに挑戦し、子どもたちは宇宙空間でのミッションさながらの緊張感と達成感を味わいました。

ワークショップ② ジャイロ効果コマ

回転する物体が同じ姿勢を保ち続けようとする性質を「ジャイロ効果」と呼びます。このワークショップでは、CDの中央にハンドスピナーを取り付けたコマを制作。ハンドスピナーを回転させると、CDが立ち上がってコマのように回り出す様子を観察し、ジャイロ効果を楽しく学びました。また、CDに色とりどりのさまざまな模様を描いた紙を載せて回転させると、色が変化して見える様子も楽しみました。会場からは「わぁ、きれい」「すごい!何これ?」といった声があちこちから上がりました。