希望の未来へ
2024-2025年度会長
米井 裕一
金沢ロータリークラブ創設は1935年4月17日。今年度90周年を迎えます。長い年月を経て、多くの会員により現在のクラブが形作られてきました。「ロータリーの目的」「4つのテスト」に基づく行動基準のもと地域へ多くの貢献をしてきたと自負しても良いと思います。
歴史と伝統ある我がクラブも、1年1年の積み重ねで大きく成長してきました。どの年度も意義深く価値ある1年であったと思います。しかし、今年度は、大きな意味を持つ1年になるのではないでしょうか。それは周年の年であるからだけではありません。
1月1日の令和6年能登半島地震は、石川県において未曾有の大災害であり、被害の大きさから考えても復興への道のりは平坦なものではないと思います。しかし、このような状況でも「何とかして頑張らねば」という声も少なからず聞こえてきます。どんな困難な状況も時間をかけて一歩一歩進めば、見える景色も変わってきます。踏み出す一歩はとても重いかもしれませんが、その一歩を後押しするのは、未来へ向けて希望を持ちつづけることであり、それは、能登の人たちのみならず、私たち自身が希望の未来を強く描き続けることだと思います。
「楽しくなければロータリーじゃない」とはよく言われていますが、ここでの「楽しい」は、「enjoy」という言葉が当てはまるのではないでしょうか。
この言葉の語源はen= つくる joy= 喜びであるとのこと。
奉仕活動を基本とする私たちにとって、ともにつくりあげる喜びを分かち合えるなら、ロータリーを通して見えてくるものも変わってくると思います。そして、「早く行くなら一人で行け。遠くへ行くなら仲間と行け。」との言葉の通り、目指すところに辿り着くには、仲間が沢山いたほうが心強いし、楽しいはずです。もちろん、簡単に答えは見つからないかも知れませんし、生みの苦しみもあるかも知れませんが、どうせやるなら、明るく楽し気にやりませんか。
希望には前向きな姿勢が必要です。そこには力強さと、粘り強さ、それを支える明るい気持ちが大切であると思います。我々の姿勢そのものが、若い世代へ向けてのメッセージになることを信じて、未来の金沢に思いを馳せながら「希望の未来」を描きましょう。
就任のご挨拶
2024-2025 年度会長エレクト
北川 雅一朗
2024 〜25 年度会長エレクトを拝命いたしました北川です。まだまだ経験が乏しい若輩の身ではありますが、皆さんのご支援も頂戴しながら職務を全うしたいと思います。
何卒、宜しくお願いいたします。
ようやくコロナ禍が明けたにも関わらず、世界各地での紛争が勃発、どうなることかと心配していた矢先の能登半島地震発生、先行き不透明な状況が続いています。
能登地区における緊急復旧から徐々に本格的な復興へと移行する中、ロータリーとしてもどのような奉仕活動ができるのかを考える年になるのではないかと予想しています。
また、今年度は当クラブが90 周年を迎える節目の年でもあります。米井会長をお支えしながら当クラブの益々の発展の一助になりたいと思います。
皆様、一年間よろしくお願い申し上げます。
ご挨拶
2024-2025 年度副会長
中村 哲郎
本年度、副会長を拝命致しました。2月に還暦、7月には金沢ロータリークラブ入会20 年目を迎える節目の年に大役をおおせつかり身の引き締まる思いです。
初心に還り、仕事・プライベート・ロータリー活動など、これからの5年・10 年をどう過ごすべきか改めて見つめ直す良い機会の年になると考えておりました。
元旦に発災した能登半島地震により、これらの自分自身のささやかな想いや人生目標の再確認等を全く寄せ付ける余地もないほどの甚大な震災の現実を突きつけられました。
何度か被災地のお客様へお見舞いにお伺いし、何かお困りのことはないか、出来ることはないかと尋ねさせても頂きました。
正直、どう言葉を継げばよいのか、被災地の現場ではいつも逡巡して立ち尽くしているだけの自分がいました。
そのような状況の中、米井会長の基本方針「希望の未来へ」を拝読させて頂きました。
金沢ロータリークラブの90 周年は、金沢ロータリークラブだけのものではなく、地域社会の再生のために、明るく前向きに皆で一歩一歩前進する節目の年として、希望を未来に紡いで行きたいという想いが伝わって参りました。
浅学非才の身ではありますが、微力ながら少しでもお役に立てますように精一杯努めて参りたいと思います。何卒、会員皆さまの温かいご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
次年度第3回理事会 議事録抄
■日時:令和6年6月19日(水)13:30 〜
■場所:金沢ニューグランドホテル4F 羽衣
■会長挨拶
■議案
1. 2024-25年度 仮予算承認の件
2.通年ビジネスカジュアル採用の件
3.例会レイアウトに関して
4. 90周年ロゴマーク制定の件
5. 90周年事業予算について