混沌の時代。今こそロータリー活動を推進し、絆を深めよう
2023−2024年度会長
松崎 充意
あっという間に1年が終わりました。
本年度の重点目標を「楽しく、有意義であり、満足度が高い活動」と位置付け、その具現化をする最初の大きな事業の「納涼家族懇親会」を成功に導くべく、塩谷幹事と共に親睦委員会の正副委員長の皆さんとの打合せや楽しい「現調」に行ったことを昨日のように思い出します。
その他の事業においても各委員長さんやメンバーの皆様のご尽力により、7月の最初の例会から年末のイヤーエンドパーティーまで、すべて目標通りの活動ができました。
しかしながら、令和6年能登半島地震により、今後の活動について大きく悩むこととなりました。クラブとして被災地に向けてどういった支援をすべきなのかということを理事役員の皆様と協議を重ね、その結果、石川県への義援金をはじめ、2610地区・被災クラブへの見舞金・支援金をお渡しするということで方向性が決まり、メンバーの皆様からも沢山のご協力をいただきました。
1月からの例会や会報では被災地について取り上げる機会も多くしていただき、1年の集大成の事業である5月の夜間例会では、被災地支援のチャリティーオークションを皆様のお力を頂戴し盛大に開催することができました。
社会を前進させるというのはロータリー活動の普遍的なテーマであり、毎年の活動の積み重ねが重要だと考えています。心許ない会長だったかと思いますが、皆様のおかげで米井年度へしっかりとバトンを渡すことができました。
1年間支えていただきました理事役員の皆様、各委員長はじめメンバーの皆様、事務局の櫻井さん、そして、366日24時間に亘り、力になっていただきました塩谷幹事に心より感謝を申し上げ、退任のご挨拶とさせていただきます。
第13回理事会議事録抄
■日時:令和6年6月12日(水)13:30 〜
■場所:金沢ニューグランドホテル4F 相生
■会長挨拶
■議案
1.新会員推薦状 承認の件
2.新会員入会報告
3.次年度地区出向者承認の件
4.2023-24年度 収支仮決算の件
5.令和6年能登半島地震に関する支援対応について
6.その他
退任のご挨拶
2023−2024年度幹事
塩谷真一郎
コロナ禍が明けての年度初めとなった松崎年度では、会報のメール事前送信や例会時の複数プロジェクター設置と言った試みを年度当初から行いました。コロナ明けもあってか年初から多くの会員の皆様方に例会にご出席をいただきたいへんありがたく感謝申し上げます。「混沌の時代。今こそロータリーを推進し絆を深めよう」のスローガンの下、年度最初の夜間例会では160名もの会員及び会員のご家族の方々にお集まりいただきたいへん楽しい時間を過ごさせていただきました。
ただ、丁度折り返し時に発生した「令和6年能登半島地震」では多くの方々がお亡くなりそして被災されました。心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。能登のRCの仲間も数多く被災し地域の復興と共にRCの復興にも鋭意取組まれておられます。お心をお寄せいただいたロータリーの皆様に改めて御礼申し上げます。
例会や各委員会の事業を円滑に進めていただいた宮田SAA、委員長、副委員長、理事の方々、そしてメンバーの皆様方、また庄田社長をはじめとするNGHの皆様方に深く感謝申し上げます。そして事務局の桜井さんの細部にわたるアドバイスは大変助かりました。本当にありがとうございました。又、例年になく副幹事としてご尽力をいただいた吉田次年度幹事にも深謝し、米井年度で益々ご活躍されんことを祈念申し上げ幹事退任のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
オレーナ・ミロツカさんご挨拶
当クラブは、ウクライナから石川県に避難してきたオレーナ・ミロツカさんに対し、藤沢年度、中川年度、松崎年度に亘って生活費支援をおこなうことを決め、6月12 日の例会で会長からオレーナさんに生活支援金が手渡されました。以下はご挨拶の内容です。
皆さん、こんにちは。プレゼンテーションの機会をいただきありがとうございます。今日は、2024 年4月から5月にかけてのウクライナへ帰国したことについてお話したいと思います。ウクライナに行くことにしたのは、重い病気を患っている兄に会うためです。
ウクライナは日本から約8000 キロ離れています。現在、ウクライナへの直行便はありません。ウクライナに行くために、私は成田で飛行機に乗り、ポーランドのワルシャワに降り立ちました。そこからバスで国境を越えてウクライナに入りました。合計26 時間の旅でした。ウクライナではキーウとリヴィウを訪れました。故郷のセヴェロ・ドネツクはロシア軍によってほぼ完全に破壊され、占領されていたので、私は家に帰ることはできませんでした。
キーウでは兄に会うことができました。独立広場も訪れました。首都の中心にあるこの広場は、悲しみの場所となっています。人々はロシアに殺された人々の名前を書いた旗を持ってくるのです。日に日に旗が増えていきます。
今日、ウクライナは2つの平行世界が存在しています。カフェやレストランは営業し、人々は平和な空の下を歩いています。しかし、よく見ると、軍服を着た人々、ドローン操縦士募集のポスターなど、いたるところに戦争の兆候が見えます。戦争はウクライナ人の日常生活に深く根付いています。人々の心には目に見えない傷跡がたくさん残っているのです。
故郷を離れ、ウクライナのさまざまな場所で新しい生活を築くことを余儀なくされた女友達にも会いました。2年間の離れ離れだった後、再び抱きしめることができた忘れられない瞬間でした。友達と会えないのが、とても寂しいです。
私がウクライナで見たものは、ウクライナらしさを守りながら、愛する人たちとシンプルに暮らしたいという人々の思いです。
ところで、私は金沢でウクライナ料理を作るイベントを企画しています。皆さんにお会いできたらとても嬉しいです。詳細は北川さんに伝えておきます。