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防水工事のご紹介
北川瀝青工業㈱
代表取締役社長
北川 文洋

『瀝青』という漢字をご存じでしょうか?なかなか一般的には広まっていない言葉ですので、ご存じの方は少ないかもしれません。この漢字の読み方は、『レキセイ』と読みます。そして、瀝青(レキセイ)というのは、アスファルトのことです。アスファルトは、道路などで使われているあの黒い粘性の物体のことです。歌の歌詞の中にも出てくることがありますので、イメージしやすいかと思います。

アスファルトの種類は、天然と石油とがありますが、日本では一般的に後者の方をアスファルトと言っています。また、石油アスファルトには、ストレートアスファルトとブローンアスファルトの2種類あり、ストレートアスファルトは原油の減圧蒸留の過程でできる残留物であり軟化点が通常65度以下のものを言います。ブローンアスファルトは260度に加熱したストレートアスファルトに通気を吹き込み、酸化、重合、縮合などをさせて製造したもので、ストレートアスファルトよりも硬く、軟化点も高いものになります。そして、このブローンアスファルトというものが当社の行う防水工事に欠かせないものです。防水工事といっても種類が多く、大きく分けて、アスファルト防水、塗膜防水、シート防水の3つになりますが、このアスファルト防水に使うものがブローンアスファルトになります。

実は、このアスファルト、非常に歴史が深く、今から4500年ほど前に旧約聖書に登場する「ノアの方舟」の防水材として、使われていたという記録があるそうです。古くから防水材として使われていたことにびっくりです。そして、日本には、この瀝青ついている防水会社が当社の他にも4〜5社あり、防水工事を古くからやっている会社はこの瀝青を社名に入れています。

当社は創業97年、設立62年を迎えます。その歴史をこれからもしっかりと守り、また発展できるようにしていきたいと思っています。

派遣交換学生月例報告 4月分

交換学生氏名 水上 慧美
(アメリカ)D. San Luis Obispo Tolosa RC
○健康状態

RYLA という合宿後から風邪を引いてしまい一週間ほど咳が続きました。

○学校の状況

新しいクラスもなれてきて問題はありません。学校に友達はいるけど休日に遊ぶほどの友達がいなかったのがちょっとした悩みだったけど今月は友達と放課後に遊びに行ったり休日にdowntownに行ったりして嬉しかったし楽しかったです。

○ホストファミリーとの関係

どんどん仲を深められている気がします。8ヶ月間も一緒に過ごして慣れてきてもホストファミリーへの感謝の気持ちを忘れずに生活したいです。イースターでは卵に色をつけたりプレゼントをもらったりして楽しみました。私の誕生日にホストファミリーとホストファミリーの友達家族と2日間カリフォルニアディズニーに連れて行ってもらいました。ずっとアメリカのディズニーランドに行ってみたかったしそれに誕生日に行くことができてとても嬉しかったです。ホストファミリーの友達家族と会うのは2回目でしたがとてもいい人たちで娘2人と歳も近いのでとても楽しめました。

○ホストロータリークラブとの関係

4月20 日〜4月24 日までRYLA という合宿に参加しました。そこには約200 人ほどの生徒がいてそのうち留学生は5人ほどでした。チームに分かれてたくさんの活動をしました。色んなお話を聞いたりチームの人と意見を交換したりジップラインや夜にはダンスパーティーなどこの4日間でいろんなことを経験しました。この4日間は寝るときも携帯が没収されていて使えなかったけどだからこそ他の人とより多くコミュニケーションが取れたりしました。また夜にタレントショーで歌など得意なことを披露する時間があってある歌を披露していた男の子が緊張して歌うのがとまってしまいました。そんなときに皆が歓声で盛り上げたり一緒に歌ってあげたりしていました。みんなの優しさが感じられ盛り上げ上手なところがアメリカ人のいい所だなと感じました。素敵な友達も作ることができこの合宿に参加できて良かったなと思いました。

○その他近況等の報告

先月に久しぶりにロータリーのミーティングに参加してそこで私を知ってくださったロータリアンの方々にサーフィンに連れて行ってもらったり近々金沢を含め日本の色々な場所を観光しに行くから日本や金沢について聞かせて欲しいという方に夜ご飯に連れて行ってもらったりしました。とても楽しかったです。今月はどの月も濃いけど今までで1番濃い月になったような気がします。

次年度国際奉仕委員会及び米山奨学生歓迎会

5月30 日(火)18:00 より、DESTINO にて次年度国際奉仕委員会及び米山奨学生歓迎会が開催されました。

委員会では、吉田委員長より2023 − 2024年度の金沢RC の活動方針、委員会の説明があり、年間スケジュールの確認が行われました。そして、委員会では次期国際奉仕プロジェクト策定のための調査研究について意見交換が行われ、グローバル補助金の重点分野に環境が追加されたことから選択肢の幅が広がるなど意見があがりました。また、八木委員長からは、国際系として理解すべき事項としてロータリー財団についての解説が行われ、年次基金と恒久基金の投資収益率の高さに驚かされ、巨額の運用益が世界中のロータリーの活動資金として有益に活用されていることが理解できました。

そして、歓迎会では米山奨学生のチョウ・ナンさんの自己紹介が行われ、来日して10 年になること、現在は金沢美術工芸大学の大学院にて漆を専攻されていること、何より流暢な日本語に参加者一同驚かされました。メンバーからの質問にも気さくに答えてくれて、とても楽しい時間となりました。次年度国際奉仕委員会のスタートに向け、弾みがつく委員会及び歓迎会となりました。

(記 塚本 泰央)