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私の釣り道
学校法人 金沢工業大学
法人本部次長
泉屋 利明

芥川賞受賞作家・開高健の書物「オーパ!」に、『1時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。

3日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。

8日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。

永遠に、幸せになりたかったら…釣りを覚えなさい。』

中国の古諺と紹介されていますが無類の釣り好き開高の創作でしょう。

私はこの言葉と出会う遥か昔、物心もつく前から、父と釣りを楽しんでいました。小学生の頃には、北大路魯山人も愛した金沢のゴリを自宅近くの浅野川で釣っていました。以来、川や海、池や湖で魚に遊んでもらうために釣り竿を振り続けています。

歳を重ねていくと、釣り方にこだわりが生まれました。生きたカゲロウをエサにすると簡単にイワナやヤマメが釣れます。釣れ過ぎると飽きてきます。そうなると、鳥の羽や獣の毛を使って作る「毛針」での釣りに夢中になりました。「毛針」の材料は多彩です。ある時は、インドのハイイイロヤケイというニワトリの羽を使ったら、物凄く大きな獲物が釣れるような気がしたり、またある時は、「毛針」専門の改良を重ねた米国の会社の羽が欲しくなったりして、気が付けば家の中は様々の鳥の羽と動物の毛で溢れ、益々「毛針」作りに没頭しました。

こだわりの釣り道具で釣った、沢山の魚と向き合うと、自ずと食べ方にもこだわりが生まれます。川魚は、塩焼きは勿論のこと、じっくり時間をかけて燻製にして食べても絶品です。海釣りでは、船で魚をすぐに絞めておき、冷蔵庫で数日寝かせておくと、格段に刺身の旨味が増します。美しい刺身のお造りを作る為、切れ味の良い刺身包丁にもこだわりが生まれます。例会で私の爪が真っ黒に汚れている時は、前の晩に包丁を研いだ証です。最近では、こだわりの砥石が増える我が家です。

「釣り」という遊びから、いろんな世界が広がってきました。金沢で生まれ育って50年、まだまだ探求の日々が続きそうです。

茶道同好会−花見茶会−

令和5年4月6日(木)に今年度2回目の茶道同好会でお茶会を兼六園内の兼六亭で開催しました。

昨年10 月に兼六亭はリニューアルオープンを迎え、4代目亭主の宇田さん曰く、岡さんからのアドバイスもあり茶室『蓮れん池ち 亭てい』を作ったとのこと。

茶会においては、亭主 岡能久さん、お点前大島先生、正客 水上慎太郎さんで行われました。中でも『おさきに』『お点前ちょうだいいたします』『お相伴いたします』等のあいさつや、『懐紙』『扇子』『茶巾』等初めて聞く言葉ばかりで茶道同好会で体験が出来たことに感謝しております。

後半は懇親会となり懐石料理を美味しく頂きました。普段なかなかお会い出来ない皆様と交流が出来たことがロータリーの親睦の醍醐味だと感じました。茶道同好会の皆さまありがとうございました。

(記 原田 幸治)

第10 回理事会 議事録抄

■日時:令和5年4月12 日(水)13:30 〜
■場所:金沢ニューグランドホテル3F『パラッツオ』
■会長挨拶
■議案
1. トルコ・シリア大地震に対する緊急支援金送金報告
2.金沢8RC 新旧幹事会報告
3.細則変更及び臨時総会日程ついて
4.RI 人頭分担金増額について
5.オレーナ・ミロツカさん 生活支援金の件
6.今後の例会について
7.その他