ご挨拶
〈在席当時〉セコム北陸(株) 石川統括支社長
大西 隆之

 退会する際は十分な挨拶もできませんでしたので、このような機会を頂き感謝申し上げます。短い間でしたが入会中は大変お世話になり誠にありがとうございました。当年度には新たな役をさせて頂ける予定でしたし、交換留学生の受け入れも予定しておりましたので、急に退会する事となり、関係する皆様には大変ご迷惑をおかけしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

東京での勤務先は新宿になります。ちょうど着任した翌日に緊急事態宣言が発出され、あの新宿駅も歌舞伎町も閑散とした状況でした。当初、宿泊予定だったホテルも臨時休業となり、慌てて次の宿泊先を探したのを思い出します。2週間ほどで社宅の準備が整い落ち着く予定でしたが、クリーニング業者の手配が出来ないという事で、急遽、独身寮に1か月ほど仮住まいする事となりました。独身寮には入社したばかりの新入社員もたくさん入所しておりましたが、待機指示で出社もできず寮で不安な日々を送っていました。

仕事柄、緊急事態宣言中も業務に携わる社員は多数いますが、営業や管理業務の社員は出社を控えておりましたので、お盆過ぎにやっと所属する200名前後の社員と会うことが出来ました。

まだ予断を許さない状況ですが、世の中が落ち着きましたら東京でも金沢でも馳せ参じますのでお声かけ頂ければと存じます。

 

『児童養護施設 享誠塾 長坂分園(仮)新設』に伴う寄付贈呈式

 金沢ロータリークラブ定款 第6条
社会奉仕とは、人々の生活の質を高めるための取組みとされ、細則第9条に、地域社会委員会任務として、
(ⅰ) 人間尊重:援助を必要とする人々に力を貸し、支援することによって、すべての人が生涯にわたり幸福に暮らせる。

( ⅱ ) 地域発展:略

( ⅲ ) 環境保全:略

とある。

平和町の児童養護施設 享誠塾には、災害や事故、親の離婚や病、家庭の脆弱化による虐待等、不遇な環境や情緒的な課題で、親と一緒に暮らせない3歳から20 歳までの子どもたちが生活しています。昭和21 年、戦争孤児を養育するため、軍隊の倉庫を借りて創設され、校内暴力からいじめ、虐待へと世相を反映しながら、現在、33 名の子供たちの社会的自立に取り組んでいます。

地域との密接な関係を保つ家庭的な環境で子どもの社会的自立を促すため、本年、定員6名が共同生活する小規模グループケア「長坂分園(仮)」が、近隣に新設されます。金沢RC として、子どもたちの問題に関心を持つだけでなく、解決に向け関与すべく、数度の協議を経て、「長坂分園(仮)」に電化製品、食卓などの家財道具一式を支援することが決まりました。

令和3年2月24 日(水)、コロナ渦中でもありメンバーの参集が叶いませんでしたが、新家会長、中村雅人幹事、平澤職業・社会奉仕委員長、浜上地域社会委員長、神・辻両副委員長で同所を訪問、子どもたちの明るい未来へエールを込め、新家会長より北川塾長に目録を贈呈致しました。麗らかに希望の光に包まれ、セレモニーを終えました事をご報告申し上げます。

(記 辻  匡)