リレー随想
清水建設 北陸の地で100 年
清水建設㈱ 執行役員北陸支店長
齊藤 武文

 2019 年、新天皇の即位やラグビー日本代表の快進撃に沸いた昨年は、清水建設がここ金沢の地に拠点を構えてちょうど100 年となる節目の年でありました。この記念すべき年に、私は当社北陸支店社屋の建替計画をスタートさせ、この4月から工事に着手しました。施工中の新社屋は「北陸の地域・未来とつながるオフィスづくり」をコンセプトに、最先端の省エネ・創エネ・蓄エネ技術を導入し、北陸地域の中規模オフィスでは初となる「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)」を実現すべく計画を進めております。歴史と伝統溢れる金沢の街並みに融合した、最先端のオフィスビルを皆様にお披露目できる日を今から楽しみにしております。

さて、当社の沿革を簡単にご説明しますと、創業者の清水喜助は富山県の出身、ここ北陸の地から江戸を目指し、1804 年、当時21 歳の若さで江戸・神田鍛冶町で開業したことに始まります。1919 年、北陸支店の前身である金沢出張所が開設されてからは、ここ金沢の地においても数多くの建物を手掛けさせていただきました。私は日頃より、地域の伝統や文化を肌で感じることが、よい仕事に繋がると思っています。ロータリークラブでの活動や、趣味の小唄を習っているのもそうした考えによるものです。

しかし昨今は、新型コロナウイルスの影響により、金沢ロータリーの活動も中止となっています。感染拡大に一定のブレーキがかかったようにも思われますが、今後の第二波、第三波の可能性を考えると、新しい生活様式を定着させ、「ニューノーマル(新常態)」な働き方を推進することが、感染防止に寄与するのではないかと考えます。

このような状況ではございますが、私自身は今年度も引続きロータリアンとして、「地道に奉仕」の理念を実践することが自らの仕事を高めていくものと確信し、クラブ活動に取り組んで参りたいと思いますので、引続きよろしくお願いします。

 

金沢8ロータリークラブ・フェイスシールド贈呈式

 去る5月22 日(土)、石川県庁舎にて金沢市内8ロータリークラブからのフェイスシールド贈呈式がおこなわれました。

本プロジェクトは、第2760 地区(愛知県、伊藤ガバナーは松本ガバナーの同期ガバナー)から紹介されたものです。県内の医療機関では在庫がかなり乏しくなってきており、医療機関にとって非常にありがたい申し出である、という意見をいただいたため、実施に踏み切りました。

今回は金沢8ロータリークラブ賛同のもと、ガバナー事務所への支援金を活用することで迅速な実施が可能となりました。

贈呈式では松本ガバナーからプロジェクトの概要の説明がなされ、続いて石川県健康福祉部の北野部長より御礼の挨拶が述べられました。

その後、村本会長をはじめとする各クラブの会長へ北野部長から感謝状が贈呈されました。

寄贈したフェイスシールドは合計約1万個で、県健康福祉部を通じて県内の各医療機関に配布されます。コロナウイルスと戦う医療現場の方々の一助となれば嬉しい限りです。

(記 北川雅一朗)

 

第9回理事会 議事録抄

■日時:令和2年4月22 日(水)  持ち回り理事会にて
1.新会員推薦状 承認の件
2.今後の今年度入会候補者の件
3.金沢8RC 新旧幹事会報告
4.臨時総会日程及び定款細則変更の件
5.今後の例会について
6.年間賞について
7.ポリオプラス寄付の件