持続可能な社会と企業
グランファルマ株式会社 代表取締役
柴田 剛介

 寄稿する貴重な機会を頂きましたので、私が経営するグランファルマ株式会社を少しばかり紹介させて頂きます。

現在、日本の社会保障費は33 兆円を超え医療・福祉業界は大きな局面に立たされておりますが、今日に至るまで薬局業界も様々な変化を繰り返してきました。私が生まれた1970 年代は、薬局の殆どが個人商店でありましたが、その後バブル到来に併せて大型量販店が席巻、2000 年頃からは7兆円産業と言われる保険調剤薬局の開局が業界のブームとなりました。そして、2010 年代以降、市場が頭打ちとなり、M&A を繰り返しながら市場の最適化を模索する、そんな状況にあります。一方世界を見てみると2050 年には、日本の人口が1億人を切る中、アフリカ、インドを中心に世界の人口が100 億人を超えると言われております。このような未曽有の時代到来が迫る中、持続可能な社会・企業を構築するためにグランファルマ株式会社では、薬局を通じて先ずは地域の課題に目を向け、その解決のためにいくつかの取り組みを行っております。例えば、薬学生・薬剤師を対象にグランファルマビジネスアカデミーを開講し、限界集落の医療や未病対策など、地域・日本が直面する課題に対して議論・解決を行っております。更には、2月25 日にオープンするあおぞら薬局輪島店では店内に障害者就業支援を行うカフェ「SOLA ESPRESSO」を併設し、地元の障害者就業支援施設とともに企画製造したサンドイッチ等を販売、企業として障害者の積極的な社会参画を支援する事業も始めました。

また、昨年より新しいコンセプトショップも試験的に運営を行っております。例えば写真の店舗は、簡易的な検査を行うことにより利用者に対して薬剤師が最適なサプリメントを選択、ミニマムなコストで最大の成果を出すことを目標としております。同コンセプトの店舗は年内に金沢市内中心に3店舗出店予定です。

今年は、新天皇が即位し元号がかわる節目の年であります。この節目の年に、これからの30 年後の地域、日本の在り方を企業として考える、そんな年にしたいと考えております。最後までお目通しありがとうございました。

 

金沢ロータリークラブ「山と自然を愛する会」新年会開催

 1 月30 日18 時20分、“鍋の太郎”にて出席者19 人で、新年会が開催されました。開会に先立ち、池田典明幹事長より今後の会の意向が示されました。中野一輝会長より、「こんなに楽しい会なので皆さんにお知らせし会員を増やし、ますます楽しくこの同好会を皆さんで隆盛していっていただきたい」と挨拶いただきました。続いて池田幹事長の小噺。新会員の紹介がありました。吉田國男会員により、「お昼の例会に引き続きごくろうさまです。ハッピーニューイヤー」の挨拶で乾杯をしました。今回は、山と自然を愛する会“特別メニュー”で、おいしいお刺身等に続き、鍋には季節の牡蠣や鱈なども豊富にありました。しばらくして知性の香りがする、俳句の読み合わせが始まりました。が、ちょっと変わった、組み合わせ俳句のゲームで大変盛り上がりました。

締めはおなじみの“特製おじや”で名残惜しくおしまいになり、瀬戸和夫幹事より中締めに、「会員皆で面白い同好会新年会でした。また本日は池田さんの趣向により大変楽しい会になりました。また楽しみましょう」と挨拶をいただきました。皆さん、仲良く、楽しい地域の勉強とその地域のグルメを楽しむ「山と自然を愛する会」の仲間になりませんか? お申し込みは、事務局まで。お待ちしております。

(山の会幹事 倉本和明)