ご挨拶~地域社会委員会の活動と近況~
地域社会委員長
辻 匡

 倉本和明職業・社会奉仕委員長の下、地域社会委員長を務めます辻 匡です。浦 淳、柴田剛介両副委員長と経験豊かなメンバーにお支え頂きます。

さて、金沢ロータリークラブ定款に目を通してみますと第6条 社会奉仕とは、所在地域または行政区域内に居住する人々の生活の質を高めるための取組みとあります。細則第9条 地域社会委員会任務には、下記に心を配るものとあります。

(ⅰ) 人間尊重:援助を必要とする人々に力を貸し、支援することによって、すべての人が生涯にわたり幸福に暮らせる。
( ⅱ ) 地域発展:地域とその諸施設の現状を改善することによって住みやすい場所を築く。
( ⅲ ) 環境保全:地域環境の質を調査、改善する。

次に、過去の事業を振り返ってみます。

平成18 年「まちなかホタル復元ゆめ計画」が開始し、カワニナとホタル幼虫が放流されました。21 世紀美術館横の辰巳用水、中央小学校横の鞍月用水を経て、ホタル観察に移行しています。また、平成23 年からの「ゴリの里帰り計画」では、稚魚が放流されました。

以降、金沢市教育委員会への講師派遣が継続事業となり、「金沢ミドルリーダー塾」は、去る8月22 日(水)浦 淳氏のご厚意により、好評の内に講話を終えています。

これまでの経緯を踏まえつつ、新たな地域社会への奉仕活動の実施計画のため、委員会では、野上会長の活動方針「元気で笑顔になれるロータリーに」~すべての人が元気で笑顔になれるロータリー~を旨とし、たたき台『恋する金沢~ロマンチック・金沢ベイ~』という概念を発案しました。

アイデアは、金沢駅との新交通アクセスの試行、金沢港埠頭の船体/ サイロ/ コンテナを利用した照明や映像投影による夜間景観を背景に、野点、薪能、舞踊の鑑賞、地元の食材と醬油味噌料理を堪能する等、多岐に亘ります。

しかしながら、定款に合致するや否や、実現性への課題や如何に。果たして、研鑽を積むしかあるまい。尚も、委員会討議を継続致します。

 

夜間例会(IA・RA 委員会担当)

 9月26 日(水)金沢ニューグランドホテルにてローターアクトクラブの海外事業の報告会をさせていただきました。参加者はRAC 6名と引率として委員長の中島が参加しタイのバンコクへ行って参りました。期間は9月14 日(金)から18 日(火)までで、タイは雨季の時期なのですが天候に恵まれてよかったです。到着後はタイ市内のチャトゥチャック・ウィークエンドマーケットに行き色んな特産品など見てその後、泰日工業大学RAC と昼食及び交流をしました。互いの活動報告や文化の違いなど話し合い活発に交流していたのが一番の印象です。ワットポーにもよりバンコク最古寺でタイマッサージの総本山も見学して参りました。最終日は企業訪問として野上会長の会社ノガミコーポレーション (Thailand) とゴールドカレーそしてジェトロ・バンコク事務所にて経済情勢や日本企業進出について色々と聞かせていただきました。これからは、日本も人材不足で外国人を雇用する企業も増えて行く事を考えますとグローバリゼーション全般に対応できる若者に育って欲しいと思いました。今回の海外研修で得たものも多くいい経験になったのではと思っています。会員の皆様には少しでもローターアクトへの理解を深めていただきそれが興味に変われば幸いです。最後に貴重な機会を与えていただいたことにローターアクト委員会として感謝申し上げます。

(記 中島 史享)

 

職業奉仕セミナー「職業奉仕」から「奉仕の理念」へ の講演に参加して

 9月9日 地場産業センターにて前橋RC 本田博己パストガバナーによる講演が行われました。あいにくの雨模様でしたが多く会員の皆様が来場されました。

本田氏の「職業奉仕」という言葉ではなく「奉仕の理念(奉仕の理想)」(the Ideal of Service)という言葉で、RC の理念について議論を深めていこうとの提案より、RC の根幹は「奉仕の理念」でありRC が考えた究極のService の形とは「世のため人のため 自分の知恵と力がある限り 心を込めて捧げること それが自分を活かす道」であるということ、またRC の原点である「相互扶助の精神」について学びました。

改めてRC の長い歴史においての理想、理念について少しではありますが自分なりに理解することができました。またその考えが現代においても生かされていることに大変共鳴を受けました。

(記 池辺  奏)

 

第4回理事会 議事録抄

■日時:平成30 年9月12 日(水)13:30 ~
■場所:金沢ニューグランドホテル3F『 パラッツオ』
■議案
1.新会員推薦状 承認の件
2.新会員入会報告
3.その他

 

山と自然を愛する同好会

 平成30 年9月23 日、日曜日。山と自然を愛する同好会16 名は、金沢市内の照円寺と浅野川「七つ橋めぐり(渡り)」に行ってまいりました。

午前10 時。照円寺(金沢市笠市町)に集合。照円寺は浄土真本願寺派(お西さん)。毎年、春・秋に特別に公開される「地獄極楽絵図ご開帳」で有名なお寺です。江戸後期より伝わる八種の地獄と、六道、そして仏様の慈悲によって救われた人間が到達することのできる彼岸の十種の極楽絵図が見られます。迫力ある鮮やかな色彩で十八枚に渡り個別に書かれた作品は日本でも例が少ないそうです。またその力は一瞬で見る人を地獄極楽に引き込むのです。150 年前に書かれたそうですが人生を振り返るよい機会をいただきました。

つづいて「七つ橋めぐり」の案内を観光ボランティアガイド「まいどさん」の土井博さんにお願いいたしました。浅野川には「七つ橋めぐり」の言い伝え(風習)があります。願を掛けて一筆書きに七つの橋めぐりをする、というものです。下流から昌栄橋、小橋、中の橋、浅野川大橋、梅ノ橋、天神橋、常盤橋です。本来の「七つ橋めぐり」は、この七つの橋を彼岸の中日の深夜に、上流から一筆書きに巡るというものです。渡り始め・渡り終わりに一礼し、歩いている最中は、振り返ってもダメ、そして無言で歩かないといけません。この風習は、「下の病気にならない」「長患いで寝たきりにならない」ためで、「無病息災」「大願成就」の願掛けのご利益があるといわれています。当日の暑さの為、私は途中でおしゃべりしてしまいました。残念。

七つ橋めぐりの後の昼食は、六角堂グリル&バーでおいしいお肉をいただきました。

今回の町歩き散策に参加された皆様、ありがとうございました。今回参加されなかった皆様、機会があったら「七つ橋めぐり」にぜひチャレンジしてみてくださいね。

(記 松崎 秀規)