観桜会2018

 今冬の大雪を乗り越えて迎えた春。
やわらかい春風を感じ、淡い桃色を纏った桜木に心躍らせ一段と春の喜びを感じます。
そんな中、夜間例会「観桜会」は閑静な場所に佇む「ディスティーノ」を会場にして会員伴侶17 名、留学生2名、総勢108 名のご参加をいただき開催されました。
例会を経て、主計町芸妓衆による「元禄花見踊り」、西芸妓衆による「金沢小唄」を披露し華やかな開宴となりました。松本会長の開宴のご挨拶と乾杯のご発声の後、趣向を凝らした創作料理を堪能しつつ賑やかな雰囲気に包まれていく中で最初の余興「エハラマサヒロのモノマネステージ」に。エハラマサヒロ氏の会場を巻きこんだ楽しいトークと見事なモノマネで宴は更に盛り上がりをみせます。
その後、親睦委員会の更なる肝いり余興、女性チーム「DIA + ( ダイアプラス)」による和太鼓の演奏が始まります。チームが掲げる「壮大で感動的かつ芸術的な舞台づくり」のモットー通りに繰り広げられる舞台に会場全体が感動と熱気に包まれます。
余興が終了し宴も終盤に差し掛かります。クラブ奉仕委員長・米井委員長が本年度の感謝を述べ、締め括り、全員が輪になって「手に手つないで」を斉唱すると、楽しい宴も敢え無く散会となりました。

(記 山下 寛高)

 

派遣交換学生月例報告 2月分
交換学生氏名 織田  梓
(アメリカ)CatoRC

○健康状態
良好です。

○通学・勉学状況
3月9、10、11 日にドラマクラブの劇があります。今年の劇は『the Addams family』です。私は、アンサンブルとして参加しています。毎日午後の8時まで練習があり、とても忙しい毎日です。また、毎日親たちが50 人分の夕飯を作って私たちに振舞ってくれます。これには本当に感謝しています。毎日、約5時間の練習で疲れることもありますが、他の子達との距離をより縮めることができ楽しんでいます。本番までもう少しで緊張しますが、楽しみの気持ちでいっぱいです。

○家庭生活に関して
農家の家での暮らしは本当に貴重な経験の連続です。初めて生まれたての牛の赤ちゃんを見ました。意外におっきく、フラフラしながらも立っていました。また、牛の乳搾りもさせてもらいました。私のホストファミリーは200 頭も飼育していて、手作業では追いつかないので機械を使っていました。また、手伝っている途中で一頭の牛が私の腕にうんちをしました。結構たくさんでなんとも言えない温かさがあり、もう笑いが止まりませんでした。これも、貴重な体験だなと自分を納得させました。でもこれは一回きりで十分です。また、鶏も飼っていて、鶏を逆さにして持つと鶏は寝るという豆知識も教えてもらいました。実際に逆さにもたせてもらいました。

○ロータリーなどの行事参加に関して
特に何もありませんでした。

○見学、旅行
去年の日本に来たEmma と来年日本に来るGinna、そしてブラジルからの留学生のEduarda と朝食を食べに行きました。日本について話したり、有意義な時間を過ごせました。また、違う日にはEmma とEduarda とお好み焼きとおにぎり、ブラジリアン料理を作って食べました。みんな、おにぎりのことをかわいー!って喜んでくれました。お好み焼きがなかなかうまくできなくてでも何回かするうちに美味しくできてよかったです。全てを作り終わるまでに結構時間がかかり、毎日ご飯を作ってくれるお母さんの凄さと感謝を思いました。

○感想、新たに発見したことなど
日本でも大きく報道されたと思いますが、フロリダの高校で銃撃事件があり、17 人の生徒が亡くなりました。また、その後私たちの高校でも一人の生徒がSNS に「今から銃撃しに行く」と投稿し、警察が学校に来ました。また、その二日後には違う生徒のカバンに銃弾が見つかりしばらくの間教室の中で静かにして過ごしました。このようなことが続けて起こり、みんな困惑し、怖い一週間でした。みんな無事で何事もなく元気なことが幸いです。私も大丈夫です。本当にこのようなことはこれで終わることを願います。また、みんなこんな簡単に銃を手に入れられるのはおかしい、もっと厳しくするべきだと私も思います。しかし、その一方でアメリカでは狩りをする人がいたり、自分の身を守るために銃を持っている人もいます。どうしたらいいのか、ランチの時間など最近みんな話し合っています。でも、本当にこの様なことは二度と起こってほしくないです。

 

ロータリーを学ぶ

 3月19 日(月)金沢ニューグランドホテルにて「ロータリーを学ぶ」というタイトルで職業奉仕勉強会が開催されました。職業奉仕委員会の白石晃一郎副委員長が講師を務めてくださいました。ロータリーは当時会議場所を持ち回りでローテーションしていたところから命名されたようです。ロータリーの目的は奉仕の理念を推奨しています。ところが1905 年にアメリカで創立された当時は奉仕ではなくメンバーの企業の利益を追求する互恵関係が創立の理念だったといいます。アーサー・シェンドンが長期的に継続させるためには己の利益ばかりではなく奉仕の思想が大切だと唱え「Heprofits most who serves best.」という概念を提唱しました。このように、奉仕の思想が導入されますが、奉仕の在り方はその当時から活発に議論されていたようです。また金沢ロータリー発足の背景や歴史も教えていただきました。ロータリーの奉仕に対する考え方を歴史的背景を元に論理的にひも解いてくださいました。そしてご自身がかつてアメリカに留学されていたことを振り返りロータリーについて学ぶことが今後自分に何が必要か考えるきっかけになったと振り返られました。また、ロータリーは他とは一味違う社会奉仕をすべきだとお伝えくださいました。奉仕の在り方を考えることはロータリーの存在意義を考えることと同義だと深く学べる素晴らしい機会となりました。

(記 山岸 晋作)