1年を振り返って(会長退任挨拶)
2016−2017年度会長
辻 亮一

 毎月の理事会で貴重なご意見を賜った理事役員の皆様、委員会それぞれの事業を滞りなく進めていただいた委員長、副委員長の皆様、そして何より毎週の例会に足を運んでいただいた会員の皆様、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。拙い会長でありましたが、皆様に支えていただいて何とか会長職を務めることが出来ました。「ロータリーは明るく、楽しく、愉快に!」をキーワードに1年間過ごして参りましたが、皆様には楽しんでいただけたでしょうか?
会長年度の間、個人的には昨年11 月に初孫が誕生し、今年1月には父が他界いたしました。父の通夜・葬儀には多くの会員の皆様にご会葬を賜り心より御礼申し上げます。ロータリーをこよなく愛していた父が、僕の会長年度に亡くなったのは、何かの因縁かも知れません。
さしたる大きなイベントの無かった1年間でしたが、個人的には沢山勉強をさせて頂いたと思っています。この経験を、今後のロータリーライフに活かせたらと考えています。
今年5月に上京した際、三井記念美術館で「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」展を観てきました。叡尊(1201 〜1290)は鎌倉時代を代表する名僧ですが、宇治橋の修復や、貧民救済に尽力した人でもあります。その叡尊の言葉に「同心合力」というのがあります。この「同心合力」は「心を一つにして何事かを成す」という意味です。この言葉にロータリー精神を見出したような気がします。これも会長をさせて頂いて、ロータリーを身近に感じていたからこそ目に入った言葉ではないかと思っています。1年間の皆様のご協力に心から感謝を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

 

幹事退任挨拶
2016−2017年度幹事
小鍛治 誠

 金沢RC辻亮一会長年度の幹事を務めさせていただきました。一年間ありがとうございました。辻会長のキーワード「ロータリーは明るく、楽しく、愉快に!」の掛け声のもと会員皆様の暖かいご支援、ご協力で一年間活動することができました。
この一年間で印象に残ったことは沢山ありますがその中で印象的だったことは、米山記念奨学会広報企画担当の野津 美由紀様を卓話講師としてお呼びするに至った経緯です。
事の起こりは7月13 日の金沢クラブの例会に地区大会PR のため来られていたロータリーの友地区委員 川合 声一様の私への一言です。それは「タイ浄水器事業のことを是非ロータリーの友に投稿してほしい」でした。そこで水上副委員長が記事を書き、ロータリーの友に記事が載りました。野津様はこの記事に関心をもち、松崎国際奉仕委員長とタイのチャオさんに電話取材をし、金沢クラブの浄水器事業と米山記念奨学生であったチャオさんとのつながりをロータリーの友の記事にしてくれました。そして、3月29日の金沢クラブの例会にも来ていただきました。私はそのとき、米山記念奨学事業とロータリー財団、浄水器事業が長い時間を経て結びつき大きな果実を生み出したように思え、各事業の奥深さとロータリーの組織のすばらしさを実感しました。
このことは一例ですが、多くのすばらしい事業に幹事として関われたこと、そして楽しく、愉快に活動をさせてもらえたことを会員各位に心より御礼申し上げます。

 

編集後記
2016 − 2017 年度クラブ広報委員長
山岸 晋作

 本日の会報の発行をもちまして、辻年度のクラブ広報委員会の活動を終えることになりました。年度を通してたくさんの会員の方に写真や文章の寄稿をご依頼申し上げ、ご迷惑をおかけいたしました。しかしながら、嫌な顔せずその都度快諾いただきました。金沢ロータリークラブの皆様のクラブに対する熱い想いと温かさを実感しました。心より御礼申し上げます。
今年度の特色はトップページにおいて「いしかわの情趣〜昭和30 年代の風景〜」を掲載したことです。大友楼 第6代当主 大友 圭堂氏が昭和30年代にNHKラジオにて当時の北陸での四季折々の楽しみ方を語りました。その原稿をピックアップして皆様にご紹介しました。膨大なタイトル数から金沢の文化に関するタイトルをピックアップしました。委員会メンバーで分担し、原稿を要約しました。昭和30年代に筆で書かれた原稿だったため、擦り切れていたり、達筆すぎたりする部分がたくさんありましたが、委員会メンバーの力でなんとか原稿にすることができました。当時の様子が少しでも皆様に伝われば幸甚です。また、夜間例会の二次会で委員会の先輩方と一献酌み交わすことができたのも最高の思い出です。この一年間支えてくださった委員会の皆様、記事にご協力くださいました会員の皆様、ヨシダ印刷の信藤さん、鮴谷さん、そして桜井さん、本当にありがとうございました。