いしかわの情趣~昭和30年代の風景~
大友楼 第6代当主 大友 圭堂氏が昭和30年代にNHKラジオにて当時の北陸での四季折々の
楽しみ方を語りました。その原稿をピックアップして皆様にご紹介いたします。

石川県の美術 絵筆に親しむ人々
昭和36年11月19日
NHKラジオにて

 加賀の藩政のころに絵画、絵筆に親しんだ人々にどんな人々がいたかという話をしてみたいと思います。
藩政時代以前は、大体世の中が混沌としておりましたので仏教の信仰に関係して描かれたものが残っております。河北郡小坂村伝燈寺開山の恭翁運良和尚の書像のようなものが残っておりますが、誰が描いたものかわからないのであります。
藩政初期になりますと長谷川等伯が七尾から出まして雲谷派の流派の中に世間から長谷川派といわれる程の一派をなした立派な画家が出て、その子の信春も能登の正覚院に残っております十二天像のように重要美術の指定をうけたような作品ができております。今ひとりは能登の出身だと言われておる野々村宗達でありますが、この宗達は尾形光琳の先駆をなした画人として定評のある人であります。
藩政時代の中ごろ過ぎまでは社会事情から士農工商共に絵を鑑賞するような余裕もなかったようであります。自然余技として絵を描く人が多く、例えば金沢の大円寺住職の心岩和尚は信仰から描いた仏画が多いものでありますが、時に山水などを描きましても一種の格調を備えてこれも余技とみられるものであります。

(記 山岸 晋作)

 

3 月インターアクトクラブ活動報告
遊学館高校IAC 本田真悠(2年部長)・稲田成美(2年副部長)

 インターアクト部です。いつもご支援いただきありがとうございます。
最近の活動について報告します。赤い羽根共同募金は12 月で終わり、1月からは主に校内の清掃活動、ガラス拭きを行っています。遊学館高校はガラス窓の多い、明るい学校です。
3月には、台湾研修旅行に2名が参加し、台湾の高校生との交流を行ってきました。とても思い出に残る旅行でした。
これからも、社会奉仕と国際交流に積極的に貢献していきたいと思います。

4月派遣交換学生月例報告

交換学生氏名 中村 陶子
(アメリカ)タラハシRC

○健康状態
特に問題ありません。やらなければいけないことがたくさんあるので寝不足にならないように気をつけたいと思います。

○通学・勉学状況
学校は毎日楽しくて仕方ありません。地理の宿題として提出したショートエッセイは先生にとても褒めていただきました。今は英語のプロジェクトに取り組んでいるのですが、自分の納得のいくものになるように頑張りたいと思います。フラッグフットボールにも毎日通っています。オフェンスとディフェンスで7 人ずつ試合に出るのですが(両方ともに優れている選手はフルで試合に出ています)、私はオフェンスのワイドレフトでレギュラーをとることができました。なのでワイドレフトとして毎回試合に出させてもらっています。この間の試合では初めてタッチダウンで得点を取ることができました。気持ちよかったです。まだまだ点を取りたいと思います。練習中はずっとラップの歌が流れていて、待ち時間のコート外では友達が踊り方を教えてくれたり、進路や恋の話などをしたりとても楽しいです。フラッグフットボールのチームが私の新しい居場所になりつつあるのを感じられて嬉しく、しかしまた来年はここにいられないのかと思うととても悲しいです。

○家庭生活に関して
フラッグフットボールのスケジュールを含めた生活リズムが少しずつ確立してきました。車社会で家が遠いというのは時々不便ですが隙間時間を上手に使って頑張りたいです。家では相変わらず夕食の片付けを自分からするようにしています。洗濯物は自分のものは自分で洗い管理しています。ホストファミリーには感謝することばかりです。ホストファザーはフラッグフットボールの試合の送迎だけではなく、スタンドで試合中もビデオをとっていつも応援してくれます。ホストマザーは来月のプロムのためのドレスを探すのにたくさんの時間を割いていくつものお店に連れて行ってくれて、ああじゃないかこうじゃないかと手伝ってくれました。そのおかげでとても良い買い物ができました。ファミリーだけではなくいつも支えてくださっている周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに残りの留学生活も楽しみたいと思います。

○ロータリーなどの行事参加に関して
3月は特に例会には参加せず、行事もありませんでした。

○見学、旅行
3月11 日から19 日まで春休みでした。11 日から14 日まで家族がNew Orleans というルイジアナ州のフレンチタウンに連れて行ってくれました。もともとはフランス領のところをアメリカが買収しているので、ヨーロッパ風の建物が立ち並んでいました。そして何より芸術と音楽(ジャズ)と怪談と海産物と楽しい人々の素敵な街でした。路上には楽器を演奏している人や、通りがかりの、演奏を聴きながら歌っている人たちがいました。広場には絵を売っている画家、踊っている人、それを見て回るたくさんの人々で、どこもかしこも賑わっていました。馬車も行き通っていました。その街で一番最初に食べたのは何とアリゲーターでした。美味しくてびっくりしました。また国立第二次世界大戦博物館にも連れて行ってもらいました。戦争時に使われた実際の戦闘機や戦車、物品が展示されていたり、いろいろな国についての文面だったり映像だったりたくさんの歴史が詰まった場所でした。日本のコーナーもありました。アメリカは歴史の良い面も悪い面も全て公開しているように思いましたが、やはりアメリカ目線というか、日本目線だった私からすると、あれ?と感じることもありました。きっとアメリカの人が日本で歴史の話を聞いても違和感を感じると思います。国によって歴史の語り方や教育の仕方が違う、というのは当然といえば当然なのかもしれませんが、今まで日本の立場で見ていた世界大戦もアメリカ目線やドイツ目線、他の国の立場で見たら、起こった出来事は一つでも、何通りもの世界史ができるのだろうなと思いました。それと同時に私の英語はまだまだ歴史をよく理解するほどに達していないことにも痛感しました。単語が全然たりませんでした。私にとって言語は人とコミュニケーションをとるということに大きな役割を果たしていましたが、それだけではなく英語が読めるということもその国の歴史を知ったりする上で大切だなと思いました。春休みの後半にはホストマザーの親戚を訪ねました。いつもは家ではホストペアレンツと猫と私だけの生活なので、大勢でご飯を食べるのは少し久しぶりで楽しかったです。

○感想、新たに発見したことなど
3月は学校が楽しくて仕方のない月でした。フラッグフットボールを始めたことからまた一倍友達の輪が広がりました。試合前に友達の車で近くにご飯を食べに行ったことや,練習前にも一人で宿題ではなく友達と話し始めてそのまま一時間潰してしまったこともありました。最初はホストシスターと数人の友達だけだったのが、今ではそれに加え授業の友達、クロスカントリーの友達、そしてフラッグフットボールの友達と廊下を歩いている時も全然不安ではないし、むしろとても楽しいです。春休みに連れて行ってもらった旅行では現地の食べ物や芸術、建築様式などに感動したと同時にアメリカは本当に広いなと実感しました。たくさんの街があって州があって、それぞれに全く違う歴史的背景や、街並み、暮らし方があることに感動しました。4月にはイーストコース旅行に行く予定です。いろいろなものを見て知って吸収して来たいです。

 

『ロータリーは明るく、楽しく、愉快に!』 新会員懇談会

 4月19 日、『東山・ちょう吉』にて新会員懇談会が開催されました。辻会長・小鍛治幹事・中川青少年奉仕委員長、そして平成28年7月以降に入会された会員のうち当日は8名の新会員が出席しました。
会長のご挨拶・乾杯からはじまり、新会員の自己紹介と進み、いざ会食。新会員の半数以上が、『ちょう吉』初見参と言う事で、焼き鳥は勿論のこと、会長ご推奨の牛テールも頂きました。(牛テールは要予約ですから当日注文してもダメですよ)皆さんも是非、牛テールを食べてみてください、絶品ですよ。
会長・幹事・委員長が各会員とお酒を酌み交わしながらロータリー活動に関して話をしていただき、懇談会(お酒の席)ならではの裏話もしばしば…。また、各会員が勤務されている業界の話から、これまた裏話まで…。裏話となると流石に紙面でお伝えできないのが残念ですが、これが懇談会ならではの醍醐味ではないでしょうか。引き続き、参加者全員で別会場に移動し、懇談会は夜遅くまで続きました。今年度スローガンである『ロータリーは明るく、楽しく、愉快に!』を懇談会という場で存分に感じる事ができた新会員懇談会でした。

(記 木谷 孝俊)