3月1日 職場見学

 職業委員会の企画により、コマツ粟津工場において「コマツ特機事業本部見学旅行」を実施しました。あまり公開されない見学会ということもあり、参加者24 名の盛況となりました。
面積が東京ドーム15 倍で71 万㎡という広大な粟津工場をバスで訪れ、特機事業本部の北阪さん、金山さんにお出迎え頂きました。お二人から会社概要や見学内容等の説明があり、グループ従業員が47,000 人で、海外拠点が多く外国人労働者が57%を占める、また年間売上げは1兆8,549 億円で建設機械が約9割を占めるとのお話でした。社歴と石川県との由来については、創業者の竹内明太郎氏が吉田茂元総理大臣と兄弟で、高知県で鉱山会社をはじめ、1902 年石川県で小松市遊泉寺銅山を買収し、1917 年鉱山機械の製造のために小松鉄工所を設立、その後大きく発展し現在のコマツに至ったとのことでした。
さっそく特機事業本部の工場を見学、96 式装甲車などの防衛車両を年間3600 両製造、意外に知られていない戦車や榴弾砲の砲弾事業では、630万発を造っているとのお話でした。実際、砲弾が1200 度の高熱の中で製造されるのを見ると、建設機械のイメージは吹っ飛びただ驚くばかりでした。但しこれらの砲弾は演習場だけで使われていると聞き、実戦での使用が無いように願うばかりでした。
見学も無事に終え、砲弾の話など飛び交わせながら辰口温泉「まつさき」にて会員相互の懇親を深めました。

( 記 安藤 和人)