国際ロータリー第2610地区 2016-2017年度 地区大会

 10 月22 日( 土)、10 月23 日( 日)、富山県砺波市文化会館にて2016-2017 年度地区大会本会議が開催されました。23 日、平成元年に「五箇山民謡」を伝承することを目的に創部され、全国大会でも数々の賞を受賞している富山県立南砺平高等学校郷土芸能部によるオープニングアトラクションとして、「五箇山民謡」が披露された後、岡部ガバナーによる開会点鐘により開会いたしました。本会議Ⅱでは、ホストクラブ荒井大会実行委員長の挨拶、来賓の祝辞に引き続き岡部ガバナー、志田洪顯RI会長代理による挨拶・現況報告と進み、大会決議委員会報告、R 財団100 周年記念事業報告がなされました。紹介・活動報告として米山記念奨学生14 名、地区国際青少年受入交換学生10 名が紹介され当クラブ受入交換学生のMatthew FELIX さん、Sophie WUNDER さんも元気に挨拶をしておりました。インターアクトクラブ、ローターアクトクラブでは活動の報告がなされました。
記念講演として東洋思想研究家・作家の境野勝悟氏が「日本のこころの教育」と題しましてご講演なされました。キリスト教系の学校である栄光学園で国語の教鞭をとられていた境野氏は、当時の学園長から「日本語の『さようなら』はどんな意味なのか」と問われ答えられなかった経験から様々な思索を重ね、また駒澤大学大学院にて禅学の研究を学びその答えに突き当たるまでの課程などを、笑いを交えご講演なされました。
表彰Ⅱでは永年在籍者、長寿会員等が紹介されました。その後次期開催地として加賀ロータリークラブが発表され、大会の鍵が伝承されました。下口ガバナーエレクト、加賀RC 折橋実行委員長による次年度地区大会への強い想いが述べられた後、ロータリーソングを斉唱し、岡部ガバナーによる閉会点鐘にて本会議は閉じられました。
また砺波ロイヤルホテルに場所を移して行われた大懇親会ではウエイティングアトラクションとして行われた「福光もちつき太鼓」、アトラクションとして演奏された「スキヤキ・スティール・オーケストラ」による見事な演奏が大懇親会に花を添えました。

(記 大島 広士)

 

ようこそ ポーサテッドナコンシーRC

 ポーサテッドナコンシーRC(タイ)のテムラック・チャオ第3330 地区国際ロータリータイ日委員はじめ、同クラブの現会長のナッタワット・サラサレエムンさん、前会長ジョン・ジャンダラットさん、元会長スウンタリー・インヨオンさん、秘書のタナポン・ジンノーさん、チャオさんのご子息テムラック・ジュンさんご一行(6名)が平成28 年10 月22 日(土)~ 23 日(日)、金沢を訪問されました。
22 日午後に金沢へ到着した一行は、金箔貼りを体験したり、兼六園、ひがし茶屋街をはじめ金沢観光を行いました。夜には、天狗の中田さんにて金沢RC 主催の夕食会が開かれ、和やかな雰囲気の中、本場の「すき焼き」を堪能されたようです。23 日は当クラブメンバーと共に2610 地区の地区大会(砺波市)に参加されました。
今回の訪問の目的の一つは「タイ浄水器設置プロジェクト」の今後についてです。本年6月に設置した5つの小学校の利用実績報告をR財団にすみやかに報告すること、次年度以降の浄水器設置事業を継続すること、2017 年4月開催の第3330 地区(タイ)の地区大会に金沢RCメンバーが出席する、といった内容でした。
今回の来訪を機にポーサテッドナコンシーRC と金沢RC との相互交流を一層深めるため、活発な意見交換、及び有益な情報交換を行い、今後の双方の交流にとっても有意義な機会となったようです。

(記 松崎 秀規)

 

ロータリーの心のふるさとを訪ねよう

 10 月5日の例会では岡部一輝ガバナーをゲストとしてお迎えしました。2610 地区で45 番目の公式訪問でした。ロータリー活動に対するお考えを卓話にてお話いただきました。
「ジョン・ジャーム会長が掲げた今年度のテーマは『人類に奉仕するロータリー』です。2610地区に所属する65 クラブの各々が元気になればその地域が元気になる。地域一つ一つが元気になれば日本が元気になる。そのように各クラブから生まれる活力が世界人類全ての発展に繋がる」と分かりやすくご説明くださいました。
また、岡部ガバナーはRI 戦略計画を進めるにあたり「ロータリーの心のふるさとを訪ねよう」と提唱されています。第二次世界大戦中はアメリカ発祥のロータリークラブの名前を隠さざるを得ませんでした。例会開催曜日にちなんで水曜クラブと名前を変え、隠れてまで活動を続けました。隠れてまで紡いだ歴史を学び、先輩方の情熱とロータリーの魅力は何かを突き詰めて考えることがこれから我々がロータリアンとして歩むべき道を導いてくれるはずだとご指導いただきました。
「ロータリーは人を育てるクラブです。学習と躾の二つを同時に学べ、自分を磨くプログラムが準備されています。ロータリー活動を楽しむこと意識せずともそれを学べるのがロータリーの素晴らしさです。職業奉仕の理念『最も良く奉仕するもの、最も多く報いられる』を実践し、金沢ロータリーを元気にしていきましょう」と鼓舞していただきました。公務ご多忙の中、金沢ロータリーの卓話にお越しくださいまして誠にありがとうございました。

(記 山岸 晋作)