委員会紹介
例会委員長
西木戸 登
本年度、例会委員長を拝命し、入会以来初めて例会委員会に配属されました。これまで何度か歴代の例会委員長のご苦労をお聞きすることがありましたが、現在それを身に沁みて感じております。
例会委員会の職務は下記のとおりです。
①卓話講師の人選及び例会時の紹介
②年間賞の発表・贈呈、ご夫人表彰
③夜間例会(委員会例会)の実施
②につきましては、実質SAA に例会時の発表等をお願いしております。
③につきましても、当該委員会に企画・運営をお任せしております。
そうなりますと、卓話講師の人選が主となる職務ですが、当然のことながら穴を空ける訳にも参りませんし、講師も誰でも良いという訳にも参りません。
歴代委員長にアドバイスをいただき、卓話の年間スケジュール上で全ての委員会メンバーに担当割り振りをし、講師人選のお願いをさせていただいたところ、大先輩も含め皆さんにご快諾をいただきました。感謝です。委員会以外の会員の方々からも数件のご紹介をいただきました。感謝です。なんとかなりそうな気が少しします。
また、本年度は6 年ぶりに「会員10 分間スピーチ」を実施いたします。ここ数年にご入会の方々を順次指名させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
辻会長から「バラエティーに富んだ講師を」とのリクエストをいただいております。会長の意に沿うよう、会員の皆様にとって少しでも意義のある卓話を聞いていただけるよう、委員会メンバー全員で務めて参りますので、よろしくお願い申し上げます。
観月の宴
10 月12 日(水)ホテル日航金沢におきまして、「観月の宴」が開催されました。
辻会長のご挨拶のあとは、金沢三茶屋街の芸妓衆による「金沢風雅」。今年はデビューして間もない新花さんのお披露目会。6月にデビューしたばかりの主計町のうた子さんをはじめ、いつもとは一味違った初々しくひたむきな踊りで会場を魅了しました。
お酒は秋口に入ってほどよい熟成状態となった中村酒造さんの「ひやおろし」。松茸をはじめ、石川の食材をふんだんに使った秋の味覚をより引き立ててくれました。
踊りの後は、テーブル対抗クイズ大会。観月の宴にちなんだ「秋のお月見を十五夜といいますが、これはいつ?」、といった問題から、「兼六園にある灯籠のうち最も多い灯籠は?」というひっかけ問題、大吟醸と吟醸を見分ける日本酒の利き酒などが出題されました。「こんな簡単な問題、誰でも解ける」とスタッフで危惧していたとおり、見事に1位のチームがなんと2チーム。じゃんけんの結果、八木副幹事のテーブルが優勝。
また普段なかなか見ることができない芸妓さんたちが仮装する「お化け」も披露。観月の宴に相応しい「かぐや姫」や辻会長ふんする妖艶な「うさぎ」をはじめ、小鍛治幹事による勇ましい「忍者」が登場、会場を大きく沸かせました。
終始、笑顔と会談が絶え間ないまま、観月の宴は吉田克也副委員長の中締め、親睦委員会メンバーによる月見団子のふるまいがおこなわれ、閉幕いたしました。
(記 高橋洋一朗)
派遣交換学生月例報告 10 月分
交換学生氏名 中村 陶子
(アメリカ)タラハシRC
○健康状態
特に問題ありません。元気に過ごしています。9月の終わり頃から少しずつ涼しくなってきました。季節の変わり目に体調を崩さないようにしたいです。
○通学・勉学状況
勉強は変わらずとても大変です。美術史と地理は大学向けの授業です。どうしてもやることが溜まってしまい、夜遅くなってしまう日も出てきました。言語が違うというだけでエッセイ一つ書くのにも他の学生の倍以上の時間がかかり苦労しています。ただ、先生や家族は私が一生懸命頑張っているとわかってくれているので、このまま自分のペースで続けてみようと思います。いつか他の生徒と同じように授業を理解して課題をこなせるようになりたいです。部活動はクロスカントリーチームに決めました。放課後練習に行き、林や森の中を走っています。練習は苦しいときもありますが、チームメイトが良い人ばかりだったのでクロスカントリーにチャレンジすることにしました。練習後はカウンセラーが迎えに来て家まで送ってくれます。先日、9月24 日には、学校でHomecoming dance がありました。ホストシスターと友達と一緒に行きました。23 日夜にはHomecoming の前夜の高校のフットボールの試合がありました。どちらも日本の高校にはない行事で貴重な体験ができました。
○家庭生活に関して
平日、部活動の後は、シャワーを浴び、ご飯を食べ、家族と話をし、宿題をする、という生活を送っています。(クロスカントリーの練習は毎日あるのですが、家族やカウンセラーと話し合い今は週に3回のペースで通っています。)夕食後に近所を散歩したり、クッキーを焼いたり、ということもありますが、それぞれに忙しく過ごしていることが多いです。家は私が一番安心できる場所です。休日は家族が私のためにいろいろな計画を立ててくれます。ボートで海に出たり、少し贅沢な映画館などにも連れて行ってくれました。10 月も既にいろんな予定があります。また最近は友達と休日を過ごすこともよくあります。ホストシスターがいろんな人に引き合わせてくれて、そのおかげでたくさんの友達ができました。前の土曜日は友達のサプライズバースデーパーティーに行きました。夜は20 人で卓球のトーナメントをしたり、日本でいう「人狼」というゲームをしたりしました。ホストシスターには感謝の気持ちでいっぱいです。勉強面では辛いことも多いですが、他の面で楽しみを見つけられる環境に置かせてもらい、充実した生活を送っています。
○ロータリーなどの行事参加に関して
9月9日、10 日、11 日にロータリーウィークエンドがありました。6940 区と6960 区の留学生11 人が参加しました。10 日にはFlorida State University(FSU・タラハシーにある大学)のフットボールホーム初戦があり、9日の夜はその前夜祭(Downtown Getdown)に、11 日には州立公園(Wakulla Springs State Park)に行きました。特に感動したのはDowntown Getdown です。ホーム試合の前の金曜日には毎回町で開かれるそうです。ライトアップされた町にはたくさんの屋台が並んでいて、広場でダンスを踊っている人たちもいれば、歌っている人たちもいて、とても素敵な夜でした。8月のオリエンテーションでは周りの勢いに圧倒されるばかりでしたが、今回のウィークエンドは積極的に他の留学生と関わって楽しむことができました。お互いの国の言葉や歌を教えあったり、夜には部屋で怪談を聞いたりしました。例会は毎週水曜日にあるらしく、カウンセラーやホストの両親とその話をしているのですが、交通手段などが見つからず、まだ一度も行けていません。
○見学、旅行
Downtown Getdown(お祭り)/フットボールの試合観戦、ジップライン、州立公園、にロータリーウィークエンドで行きました。ボートで海に、1927 年から続くCOUNTRY STORE などに家族が連れて行ってくれました。カウンセラーとその家族が日本料理店に連れて行ってくれました。お味噌汁や太巻きなどをご馳走になりました。お箸には「おてもと」と書かれており懐かしかったです。
○感想、新たに発見したことなど
9月29 日にホストマザーの勤める小学校で大きなアートプロジェクトがありました。夜、23 のプログラムが同時に開催されて、子供達が自分の興味のあるところを保護者と一緒に回るというものです。23 のうちの1つに“Origami”があり、私とホストマザーでそのプログラムを担当しました。この“Origami”のプログラムは“Sadako and the Thousand Paper Cranes”という絵本が元なのだそうです。簡単に作れるうさぎや犬などの作品や、少し難しい鶴を子供達と一緒に作りました。私の英語はまだまだ拙いものでしたが、「日本から来た留学生」として、折り紙を通して、たくさんの人たちと交流できました。日本の一つの文化を少し知ってもらえた良い時間だったかなと思います。
黒部川第四発電所・黒部ダム(職場見学)
金沢ロータリークラブ職業・社会奉仕委員会の職場見学会が9月26 日に開催されました。
朝6時に集合、当日は曇り空でしたが雨が降らない事を祈りニューグランドホテルを出発し、いざ宇奈月駅へ。「黒部川電気記念館」にて見学時の注意点を学んだ後、宇奈月駅からトロッコ電車に乗り欅平駅に向かって出発。一般の方は欅平駅までとの事ですが、私たちはその奥へ移動し、「竪坑エレベーター」にて竪坑上部まで行き「上部専用鉄道」に乗り、「黒部川第四発電所」を訪れ発電の仕組みなどを見学。昼食後、傾斜角度34 度の「インクライン」に乗り黒部ダムへ向かいました。「上部専用鉄道」では「高熱隧道」を通過、この掘削での難工事のエピソードを伺い、男たちの壮絶な戦いがあったとの説明を受けました。
この専用鉄道は、中島みゆきさんが平成14 年の雪舞う大晦日、トンネル内からの歌声を全国のお茶の間に届けたことでも有名で、「高熱隧道」を突破するにあたり作業員の体に水をかけながら掘削する姿には驚くばかりで、普段見学できない場所に感動の連続でした。
黒部ダムで勢いのある放水を見学した後、黒部を後に生地温泉「たなかや」へ。温泉と美味しいお料理に会員一同楽しんでおられる様子で、今回、事業を企画・段取りをして頂きました松本 大委員長と職業・社会奉仕委員会の皆様には心から感謝申し上げます。
(記 山田 康二)