金沢の美・技・偉人を訪ねて
美術館・博物館シリーズ No.18
前田土佐守家資料館

 前田土佐守家資料館は江戸時代の金沢(加賀藩)や加賀藩の重臣(=上級武士)のことがわかる資料館です。同家伝来した約6,000 点の古文書をはじめ、武具・書画などあわせて約9,000 点の歴史資料を保存・公開する施設です。前田土佐守家伝来の資料は、歴代当主が保存・整理に務めてきたため散逸が少なく、古くは戦国時代から明治時代にいたるまでの古文書を中心とした資料が良好な状態で保存されています。当館では、これらの資料を年4 回の展示替えを行うなかで各回約80 点ずつ公開し、前田土佐守家の歴史、加賀藩上級武士の姿を紹介しています。
●「前田土佐守家」とは、金沢城の一番近い所に、本多・横山・長・奥村・前田など広い敷地をもつ重臣たちの屋敷がありました。これらの家は「加賀八家(かがはっか)」といわれ、「年寄」という藩の政治の最高の役職を務めました。前田土佐守家は「加賀八家」のうちの1つに数えられる名家で、加賀藩主から1万石余りの知行をもらっていました。
●どうして「土佐守家」というの?それは、江戸時代は本名を名乗らないのがしきたりで、かわりに通称(呼び名)でお互いを呼び合いました。朝廷から従五位下の位を授かった人は、通称として○○守を名乗ることが出来たそうです。前田土佐守家では6 人の当主が従五位下の位をもらい、そのうち4 人が土佐守を通称として使い、みなさんから「土佐守殿」と呼ばれたので、「前田土佐守家」と呼ばれるようになったとの事です。
庭園鑑賞室もあり、前田利家・まつに関する資料など加賀藩の歴史と文化を今に伝える貴重な資料の数々を間近でご覧いただけます。

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《開館情報》
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:年中無休(但し、展示替期間は臨時休館いたします)
入館料:一般 300円 団体(20名以上) 250円 65歳以上・障害者手帳をお持ちの方およびその介護人 200円(祝日無料) 高校生以下 無料
◆前田土佐守資料館・老舗記念館共通観覧券
一般 360円 団体(20名以上) 300円 65歳以上 250円(発行日当日限り有効、高校生以下無料)
◆金沢市文化施設の共通観覧券
1DAY/3日間/1年間パスポート
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(記 中島 史享)

 

派遣交換学生月例報告 2 月分
交換学生氏名 米井 真歩
(カナダ) Brantford Sunrise

○健康状態
良好です。

○通学・勉学状況
2 月に入ってからセカンドマスターに入りました。最初のマスターより今の方が断然に楽しいです!ちなみに数学、美術、ダンス、ドラマを取りました。それぞれのクラスの先生はちゃんと私のことについてよく理解してくれて、色々と助けてくれたりするので助かります。正直に言うと前のクラスの先生は少し苦手だったので、あまり快く授業を受けることができませんでした。(音楽は凄く楽しかったです。)ただ今のクラスは最高に楽しいです!あの苦手な数学さえも初めて楽しいという感情が湧きました。ちなみに一番楽しい授業はダンスです。私は踊ることが小さい頃から好きなのでダンスの授業をとることができてよかったと思います。まだ大好きなヒップホップやストリートジャズなどの分野には入ってませんが、先生曰く近々やる予定らしいのでとても楽しみです!

○家庭生活に関して
ホストファミリーは相変わらず私をまるで我が子のように良くしてもらっているので、感謝しきれないです。私が落ち込んで泣いていた時にはホストマザーがたくさん慰めてくれてたくさんハグしてくれました。その時に“love you”と言ってくれた時にはあまりにも嬉しすぎてさらに涙が溢れました。ホストファザーは相変わらず優しくてそして陽気です。ホストファザーはすごく日本のことに興味を持ってくれていて、細かいところまではまだ決まっていませんが、来年の春頃に金沢に来てみたいと言っていました。さらにはゴールデンウィークに私の両親が来ることを教えたら、“じゃあ日本旅行と彼らのためにも日本語勉強しないとね”と言ってかなり張り切っていました。なので簡単な日本語を教えました。驚くことにホストファザーの日本語の発音がとても上手です。そんな楽しいホストファミリーとはあと一ヶ月でお別れです。正直本当に離れたくないです。近々お別れの時期になったら最初のホストファミリーのようにプレゼントを作ろうかなと計画しています。それからよくホストファミリーの犬とホストシスターの子犬とよく一緒に遊んだりします。

○ロータリーなどの行事参加に関して
2月の頭らへんにアウトバウンドの子達も含めてアルゴンキン・ハイランズという所に行きました。アウトバウンドの子達とは初めての活動だったのですが、すぐみんなと仲良くなれました。みんなでハイキングをしたり、ワークショップをしたり、、、さらには7090 地区の恒例行事でもある極寒の寒さの中湖にダイビングもしました。凄く寒くて凍え死にそうでしたが、今思えばいい思い出だったと思います。でももうしたくありません。みんなで何か活動する時はいつも私を助けてくれました。何かとみんなに心配などかけてしまったこともありますが、今までのディスレクト活動の中で一番楽しいtrip になりました!みんなと別れる際にはいつもよりみんなが恋しく感じました。しかし次に会えるのは4月です!4月が来るのが待ち遠しいです!

○見学、旅行
2月の終わり頃にアメリカヘスキーをしに行きました。日本でもあまりスキー経験がなくて、さらにスキーをするのが小学生ぶりだったので、やり方は忘れていました。なので私には特別にスキーを教えてくれる先生付きでスキーのコツを学びました。基本の体制である日本でいう“八”の字は海外ではピザということも学びました。ちなみに真っ直ぐの時はフライドポテトだそうです。最初は上手く滑ることができなくて、よく転げ回っていましたが、だんだんコツをつかむことができ最終的にはしっかりと滑ることができました。最後には一緒に来ていたベルギーからの留学生と“スキーハグ”という技を生み出して一緒に滑りました。こっちに来てからの初めてのスキーだったので、とても楽しかったです!またアメリカから帰った次の日には日本から来た“倭”というチームの方々が和太鼓の演奏を披露するコンサートにも行きました。まず舞台のデザインから和風が漂い、倭の皆さんの和太鼓の披露をみて本当に感激しまるで日本にいるかのように思えてきて、でもここはカナダだと振り返ったらすごく日本が恋しくなりました。公演後に倭の人たちに会って少し話したのですが、久々に日本人と日本語で話せたので嬉しかったです。

○感想、新たに発見したことなど
もうすでに6ヶ月が経ち本当に早いです。この6ヶ月でたくさんの経験や出会いをしてきました。残りのカナダ生活ももう半年もありません。寂しくなると同時に焦りも徐々にでてきています。先月の月例報告にも書いたようにこのままだと中途半端な留学生活で終わってしまいそうな感じがするのです。後悔は絶対にしたくないのでこれからも有意義な生活をしていきたいです。

 

派遣交換学生月例報告 3 月分
交換学生氏名 長野 未来
(カナダ)Milton

○健康状態
良いです。いい加減そろそろ暖かくなってほしいです。

○通学・勉学状況
第一ホストファミリーに一ヶ月半戻ることになったのでスクールバスに戻りました。この間写真のクラスの課題で私の撮った写真が素晴らしいと先生がとても褒めてくれて、他の生徒に見本として見せてくれてとても嬉しかったです。もっと頑張りたいです。クッキングのクラスではある日一時間玉ねぎを切り続け、次の日まで手が玉ねぎくさかったです。その時ふと思った事が、目がいたくならず、涙も一切でませんでした。先生も私が留学生だということでいろんな体験をさせてくれます。たまにフロントで生徒に食べ物を売る仕事をしますが色んな食べ物のにおいが混じって毎回気分が悪くなります。早く慣れたいです。英語の授業が最近楽しいです。

○家庭生活に関して
第二ホストファミリーがフロリダへ、第三ホストファミリーが日本へ旅行に行くため、第一ホストの家に戻ってきました。またステイすることをとても快く迎えてくれて嬉しかったし、またこの家に戻れたことが私自身とても嬉しかったです。家族との仲はすごくいいです。第一ホストマザーがロータリアンになり、私も嬉しかったです。

○ロータリーなどの行事参加に関して
四月の終わりごろに日本と金沢についてのプレゼンテーションをします。早くロータリーの方々に紹介したいので楽しみです。四月にインバウンド最後のオリエンテーションがあります。もうこれでインバウンドだけの集まりは最後なので寂しいです。

○見学、旅行
三月はマーチブレイクとイースターとsnow dayがあり、学校が半月しかありませんでした。イースターには、留学生と一緒にトロントへ遊びに行ったり、ホストファミリーと水族館やハイキング、クラフトショー、NBA ゲーム(バスケットボール)を見に行きました。NBA にはずっと行きたくて仕方がなかったので本当に行けてうれしかったです。生で見るのとテレビでみるのは迫力が全く違いました。席はbox という特別部屋で、食べ物と飲み物がフリーで最高でした。位置もコートのど真ん中のラインで見れて、とても近かったです。色んな所に連れて行ってくれたホストファミリーに感謝しています。イースターはロータリアンのお孫さんの家に行き、egg hunt というものを見ました。あとパーティーもしました。こっちはこういった色んな行事があって本当に楽しいなと感じました。

○感想、新たに発見したことなど
つい最近雪が降り学校が休みになりました。もう三月の終わりなのに信じられません。気温もたまにマイナスになります。春が来るのが待ち遠しいです。そして、最近ハリーポッターを読み始めました。本はこっちにきてからあまり読んでなかったので読む時間を増やそうと思います。あと最近は一日一本寝る前に洋画を見ています。あと四ヶ月、もっと充実させたいです。そして帰る前に少しでも痩せて帰りたいのでお菓子を食べる機会を減らしています。と言いたいのですがお菓子はやっぱり食べてしまいます。特に今はイースターの時期なのでチョコレートやケーキばかりです。こっちはクッキーがとても美味しいので食べてしまいます。ケーキは七ヶ月経ったいまでも好きになれません。無駄に甘すぎます。クリームの色が素晴らしくカラフルで濃いです。日本のケーキが恋しいです。最近はラーメンがすごく食べたくてたまりません。

 

国際ロータリー第2610 地区 2016-2017 年度のための 地区研修・協議会

 4月10 日、砺波市文化会館にて、2016-2017年度のための地区研修・協議会が開催されました。開会にあたりホストクラブ会長の稲垣晴彦様よりおことばがあり、その後、砺波市長の夏野修様よりご挨拶をいただき本年度ガバナー柳生好春様から、クラブの高齢化やマンネリ化などクラブの活性化等の問題点やロータリークラブは4人から始まったなどのご挨拶がありました。ガバナー・エレクトの岡部一輝様からは2016-2017 年度 RI 会長テーマ『人類に奉仕するロータリ~ Rotary Serving Humanity ~』から地区活動方針『語り合おう ロータリー』のご説明があり特に各委員会の事業計画についてご覧いただきたいとのお話でした。引き続き基調講演Ⅰが始まりRPIC 第2ゾーン 高野孫左ヱ門様からは、どのようなクラブにするのか方向性を定めRI からは例会を週1ではなく回数を少なくする内容が出てきているが合わせる必要はないないなどまた、よい活動をしているのだから活動をわかりやすく知らせる事が大事とのお話をいただきました。基調講演ⅡではRIJYEC 理事長 舟木いさ子様よりロータリー財団についてまた、ポリオ撲滅まであとわずかでアフガニスタンとパキスタンのみとのお話をいただきました。その後、各分科会に分かれ主旨説明等があり私は第二分科会に参加させていただきました。第二分科会ではテーマ『人道的奉仕の実践』で国際青少年交換委員会・国際奉仕委員会・ロータリー財団など各委員会より今後の事業や方向性、ローターアクト・インターアクト委員長からは地域の青年男女を育成しグローバルに対応する人材へなどのお話を聞かせていただきました。その後、各分科会の報告があり、ガバナー所感の際には柳生好春ガバナーがロータリーとは出席し語り合う事が大事ですと締めくくられました。ガバナーラペルボタンを伝達し次期地区協議会ホストクラブ等の紹介後は全員で『手に手つないで』を歌い閉会となりました。ご出席者の皆様、お疲れ様でした。

(記 中島 史享)