金沢の美・技・偉人を訪ねて
美術館・博物館シリーズ No.2
金沢21 世紀美術館

 金沢21 世紀美術館は、“あなたの美術館”です。自分のお気に入りの場所や使い方を見つけてください。
例えば、美術館主催の展覧会を観るために有料の展覧会ゾーンへ入る。そこでは世界の最先端の現代美術作品があなたを待っています。最新の表現からどんな刺激を受けるでしょうか? 市民ギャラリーの展覧会を観るのもいいでしょう。お友達の作品が展示されているかもしれません。ワークショップやボランティア活動へ参加することだってできます。自分の作品を作ることも、また美術館活動に参加することもできるのです。アーティストや研究者と直に接するトークショーも面白い。第一線で活躍する彼らの話は自分のものの見方すら変えてくれることでしょう。
また館の内外には、いつ来ても見られる恒久展示作品がいくつか置かれています。レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》(2004) やオラファー・エリアソン《カラー・アクティヴィティ・ハウス》(2010) など、観たり体験できる作品がずらり。さらにマイケル・リンの《市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21》(2004) やジェームズ・タレル《ブルー・プラネット・スカイ》(2004) は待ち合わせにも使えるし、そこをお気に入りの場所として寛ぐのもいいでしょう。地下のシアター21 で行われるプログラムをチェックして、ダンスや音楽、映画などを楽しむこともできます。
レストランでランチを楽しむことも、ミュージアムショップでお友達へのプレゼントにおしゃれなグッズを選ぶことだってできます。
順路は特にありません。街の中を歩くように展示室を旅するのも楽しいし、気に入った作品の前でじっと過ごすのもいい。色々な種類の椅子が館内に配置されているので座ってゆっくり過ごすこともできるし、建築自体のデザインを楽しむこともできます。
まさにこの美術館は、人それぞれに楽しみ方を見つけて、自由に使うことのできるあなただけの美術館なのです。

(記 中島 史享)

 

納涼家族懇親会

 会員74 名・伴侶28 名・家族23 名・RAC 他11 名 総勢136 名。ホテル日航金沢4F 鶴の間、18 畳の大櫓を中心に提灯やぼんぼりを灯し、幻想的な立秋の情緒を醸し出す。親睦委員会水上慎太郎副委員長の司会により、瀬戸和夫会長のご挨拶と乾杯発声で、テーマ「日本の夏祭り」納涼家族懇親会が開会した。
贅を尽くすブッフェに加え、和洋折衷8台の料理屋台やヱビスの生ビールサーバが食を彩り、会員企業提供の賞品と縁日コーナー(射的、千本釣り、水ヨーヨー、輪投げ、昔遊び玩具、駄菓子屋、綿菓子)、珍しい飴細工屋が子どもたちや芸妓衆の歓喜を呼ぶ。懐かしさが童心に火を点ける。
いよいよ踊りの時刻、ひがし、にし、主計町の芸妓衆が櫓に登壇、地方5名立方10 名からなる第1陣が、山中節や百万石音頭の盆踊りを浴衣姿で艶やかに演舞。続く余興では、米井裕一、傳田靖両会員によるギター生演奏と歌が披露され、米井会員扮するカオナシに対極的なクオリティに驚嘆。櫓を仰いで拍手するもの踊るもの、会場は大いに盛り上がり、三茶屋芸妓衆の第2陣が再び円陣を成すと、浴衣に身を包んだ会員家族が勢揃いで櫓を囲み、百万石節や越中おわら節、盆踊りは最高潮に達する。
非日常の宴、尽きぬ歓談、名残惜しくも大友哲クラブ奉仕委員長、竹内拓也親睦委員長の閉会ご挨拶を経ると、櫓を中心に大きく輪となり「手に手つないで」を斉唱、束の間の「夏祭り」は、儚くも散会と成った。

(記 辻 匡)

 

金沢市教育委員会 研修会への講師派遣

 さる8月10 日(月)10:00 〜12:00 金沢市キゴ山少年自然の家に於きまして、第3回目となる講師派遣事業を実施いたしました。今回は“金沢ミドルリーダー塾”の名称にて金沢市の小中高等学校の中堅教員14 名を対象に将来を担う中堅教員の資質向上を目的としたセミナーでした。講演に先立ち同事業について金沢RC が教育委員会のニーズに応えて昨年から取組む社会貢献活動であるとの説明がなされ、金沢RC からは同研修に傳田会員に登壇いただきました。
講演は『組織運営 〜事例を通して〜』と題して、全く畑違いである教育の現場で少しでも活かして貰いたいとの傳田会員の思いから、より理解しやすい内容で会社における組織運営や教育についてご自身の体験談と様々な事例を数多く交えて説明がなされました。“持ち時間が2時間”と長丁場の講演ながらも参加者もみな一様に惹きこまれる様に前傾して懸命にメモを取っておられました。
講演後も熱心な質問者が絶えない非常に魅力的な講演となったのも、我々が普段接するような傳田会員の親しみに満ちた語り口も勿論ですが、労働組合や米国法人など幅広いキャリアで体得されたご経験や知識・知恵などの非常に濃い内容を惜しまれることなく御披露いただいたおかげだと思います。時に、教育の場にも置き換えて、また実習を交えたりと、なかなか聞けない大変貴重な内容を身振り手振りでお伝え頂きました。聞き手の感謝の気持ちは、講演後の強く長い拍手に代弁されていたと思います。
昨年に続きロータリー精神の下、「企業の考え方・取り組み方から学びたい」という教育委員会の強いニーズに対し、誠実にご準備いただき、わかりやすく情熱的な内容で講演いただきました傳田会員に心から感謝申し上げます。

(記 地域社会副委員長 橋本 光央)

 

Grettel AGUIRRE さん来日

 本年度の受入交換留学生であるグレッテル・アギーレさんが、8月15 日の晩に成田経由で小松空港に到着されました。グレッテルさんはアメリカ合衆国フロリダ州から来日した18 歳の女性です。
空港には、彼女を受け入れる5つのホストファミリーが集まりました。大きなスーツケースを携えて出てきた小柄な彼女は、第1ホストの米井ファミリーがデコレートした横断幕で出迎えると、やや緊張した面持ちながら愛らしい笑顔を見せてくれました。
読書、特に漫画やアニメが好きだとの事。通学する遊学館高校でも多くの友人を作り、実りある留学生活を過ごせるよう、皆様、是非ご協力を宜しくお願い致します。

(記 浦 淳)