金沢ロータリーとポルトガルを繋ぐもの

7月8日に開催された例会では駐ポルトガル日本 国特命全権大使 東博史様にお越しいただき、「最 近の日本・ポルトガル関係」というタイトルでご講 演いただきました。東大使は日本とポルトガルの歴 史的な関係や近年の急速に発展した外交関係、そし て今後の日本の地方活性化に関する課題等を長年の 経験と独自の目線でお話くださいました。主な内容 は以下の通りです。
2014 年5月に安倍総理は現職の総理大臣として 史上初めてポルトガルを訪問しました。その訪問の 目的は、両国間の外交関係は 470 年以上にわたる 永い歴史的なものであることを確認し、現代のポル トガルと政治、経済、文化等あらゆる面で二国間関 係の飛躍的進展を図ることでした。そして歴史的訪 問が引き金となり、わずか2ヶ月後にポルトガル語 圏諸国共同体(CPLP)サミットで日本のオブザーブ資格が承認されました。この加盟によって日・ポ 関係は単なる二国間関係にとどまらず、ポルトガル 語圏諸国における両国の協力関係の拡大や、人口 3億5千万の「市場」の拡大につながっています。 また、日本政府は南蛮屏風下張り文書の修復事業 にも積極的に取り組んでいます。16 世紀末にポル トガルに渡った「松任町文書」のレプリカが日本で 製作され、それが白山市に寄付されました。加賀松 任町の町年寄を務めた青木家 15 代当主の青木桂生 会員が寄贈者です。その贈呈式に東大使は出席され ました。青木会員の素晴らしい奉仕活動により、金 沢ロータリークラブとポルトガルが繋がっているこ とを肌身で感じることができました。ありがとうご ざいました。

(記 山岸 晋作)

 

IA・RA 委員会 夜間例会

IA・RA 委員会は、本クラブが提唱するインターア クトクラブとローターアクトクラブの奉仕活動への 協力を通して、ロータリーの五大奉仕のうちの青少 年奉仕を実践するという役割を担っています。 インターアクトクラブは遊学館高校の部活動の一 環として活動していますので、私たちロータリアン が関与する余地が限られてきますが、顧問の先生方 と連携してサポートを行なっています。 ローターアクトクラブは、メンバー数の減少が問 題となっております。「活性化されれば会員が増え るのか?」「会員が増えると活性化されるのか?」 まさに『鶏が先か?卵が先か?』のような話ですが、 まずは会員の拡大にお力をお貸しいただきたいと存 じます。月 2 回の例会と各種奉仕活動を通じてリー ダーシップ等が養われますので、将来の幹部候補生 を派遣されてはいかがですか? いずれにしましても、ロータリアンの皆さまに とっては「インターアクトクラブとローターアクト クラブの活動が見えにくい」というのが現実かと存 じます。そこで、この度の夜間例会では、私がパワー ポイントを使用してインターアクトクラブやロー ターアクトクラブの概要を説明した後、懇談の時間 を活用してテーブル毎に話し合っていただいた内容をテーブルリーダーの方に取りまとめていただきました。

アンケート結果
1.インターアクトクラブへの理解が進んだように感じますか?  平均 4.9 点(5点満点)
2.インターアクトクラブへの興味が増したように感じましたか?  平均 4.3 点(5点満点)
3.ローターアクトクラブへの理解が進んだように感じますか?  平均 4.9 点(5点満点)
4.ローターアクトクラブへの興味が増したように感じましたか?  平均 4.4 点(5点満点)
5.ローターアクトクラブへの入会を勧めようと考える方が増えましたか? 平均 4.1 点(5点満点)

以上のとおり、インターアクトクラブやローター アクトクラブへの理解を深めていただきましたが、 理解を興味につなげる、そしてローターアクトクラ ブへの入会につなげるためには更なる詳細な説明が 必要であったと感じております。 初めての取り組みで、皆様方にはご迷惑をおかけ した点もあろうかと存じますが、皆さまからいただ いた貴重な意見を委員会事業に反映していくこと で、お許し願えれば幸いでございます。 最後に、貴重な機会を与えていただいたことに感 謝申し上げ、報告といたします。

(記 吉田 克也)