国際社会・財団・米山委員会紹介
国際社会・財団・米山委員長
松崎 秀規

 会員の皆様におかれましては、ロータリー財団、米山奨学金にご寄付を頂きまして誠にありがとうございます。本年度、岡会長、小鍛治国際奉仕委員長のもとで、国際社会・財団・米山委員会委員長を拝命いたしました松崎 秀規でございます。
今年度は、従来からの米山奨学会及びロータリー財団にかかわる活動を継続することはもちろんですが、もう一つ、ロータリー財団のグローバル補助金事業(タイ・ナコンシータマラートの小学校に浄水器を設置する事業)が委員会事業の大きな柱になっています。
雨期の終わった10 月30 日から11 月2日まで、小鍛治委員長を団長に、米井幹事、松本副委員長、平澤副委員長、野上会員と私の6名で現地タイ・ナコンシータマラート3330 地区の小学校2校と高等学校1校、現地浄水器設営業者等、訪問調査を行ってまいりました。一校は上水道を浄水するケース、また一校は井戸水を浄水するケースでの機器設置になります。現地の小学校はもとよりその周辺の村々を含めた地域が一体となって浄水器の運営・活用を検討されており、実現可能な状況であることが確認取れた調査となりました。
当委員会ではこれらの事業を実現できるよう、また、ロータリーの友情の輪が少しでも広がるように努力していきたいと考えています。また、当委員会のメンバーのみならず、クラブの皆さんとの出会い、交流を深めることができれば幸いです。
皆様のご指導ご協力を心からお願い致します。

 

ワインあれこれ(第14 回)―ワインと香り―

 ワインを味わう際には香りが良くわかる状態で味わうことが重要です。
子供に嫌いな野菜を食べさせる際に「鼻をつまんで食べなさい」と言うのは臭いがしなくなると味が半減するからです。あるいは風邪をひいて鼻が詰まっているときに食べ物の味がしなくなる、という経験をしたことはありませんか。それほど香りは重要な要素なのです。
以前、このワインコラムに登場した、最も影響力があると言われるワイン評論家ロバート・パーカーJr 氏も自身のテイスティング能力に約1億円の保険をかけているそうですが、その対象は「舌」ではなく、香りを嗅ぎ取る「鼻」にかけているとのことです。
小さなグラスに縁ギリギリにまでワインを注いだのでは香りが立たないので味わいが抑えられてしまいます。試しにワインを御猪口に注いで飲んでみてください。香りが立つだけの余裕を持たせてワイングラスに半分ほどワインを注いで飲めば美味しいと感じるワインも、御猪口で飲むとそれほど美味しく感じなくなることに驚かれることでしょう。
ご自宅でお使いのワイングラスを一回り大きなものに変更するだけでも香りが開きやすくなって、普段の家飲みワインがランクアップすることもあります。ぜひ、お試しください。

(記 北川雅一朗)