金沢雑感
損保ジャパン・日本興亜
常務執行役員北陸本部長
川添 久彰

 去年の私の重大事件の中では金沢への転居転勤が一番です。私が初めて金沢を訪れたのは、76 年7月全国学生能楽大会への参加でした。夜行列車の中で一晩中他校の女子大生とセブンブリッジをしたせいで、大会中意識が朦朧としていたこと(ほとんど寝てたはず)、金沢の大学に在学していた従兄妹と能楽堂で再会したこと、そして大会後に兼六園で先輩からナンパしてこいと命令されたことしか覚えていません。一体どこに泊まったんだろう?今、毎日のように兼六園周辺を散歩していますが、駅からの経路も宿泊所も思い出せないままです。
金沢は「行ってみたい観光地ベスト〇〇」に入っているようです。まだ、土地勘の薄い私に、金沢を案内せよとの要望が頻繁にあります。それも圧倒的に女性が多いです(勿論複数です)。「美味しい海鮮丼が食べたい。治部煮も食べたい。のど黒もいいなあ。そろそろカニの季節だよね」「茶屋街が三つもあるそうね」「金箔や漆芸の体験のあと、利き酒がしてみたい」「金沢と言ったら21 世紀美術館だよね」その都度ほとんどの要望に応えています。しかし「雪の兼六園が見たい」との要望には今年はちょっと困っています。
「私はアル中です」と当クラブ入会時にお話ししました。もともとは、新宿で飲み過ぎて中央線最終電車に乗ったら終点の高尾まで乗り過ごし、タクシーを使わずに国立まで3時間40 分歩いて帰ったことがきっかけです。何度もありましたが誰も褒めてくれません。
九州勤務時代は、「行橋~別府100 キロウォーク」の完歩を目指して毎月30 ~ 40 キロ練習していました。金沢では、8月に安宅関、12 月に宝達駅まで歩いてみました。次の目標は、春を待って七尾直行65 キロです。

 

映画「武士の献立」に登場する料理・器を再現
~職業・社会奉仕合同委員会開催~

 2月19 日、大友楼にて、職業・社会奉仕合同委員会の開催と、映画「武士の献立」に登場する料理・器を一部再現した食事会が開催されました。無形文化遺産にも登録された“和食”と映画「武士の献立」。実在の包丁侍、舟木伝内と安信親子とその家族を描いた映画。ご覧いただいた方はご存知だと思いますが、当時の“和食”がスクリーンいっぱいに映し出されておりました。今回は、その料理と器をしっかり堪能させていただきました。
池田会長の乾杯のご発声を皮切りに、お殿様料理の数々をいただきました。映画で料理監修&俳優として活躍された大友佐俊会員には、料理・器の解説をいただきました。現在の料理界には存在しないブリの保存食など、日本酒にぴたり合うお料理ばかり。また、キジの羽を広げた盛り付け料理や鴨料理の数々。目で味わい、舌で味わうとはこのことでしょう。今回は参加でき本当にありがとうございました。最後にこのような企画は今後も定番企画として続けていただきたいと思いました。

(記 松崎 秀規)

 

第4回クラブ協議会

 2月19 日(水)例会後、ニューグランドホテル「銀扇」において第4回クラブ協議会が開催されました。
池田会長の挨拶の後、北川幹事より上半期収支決算について状況説明があり、おおむね順調に推移していると報告がありました。また下期の予定としては各委員会をもう1回開催してもらうこと及び5月21 日に開催されるチャリティーナイトの案内がありました。特別会計についても順調に推移しており、下期には予定通りあと1回の職場見学が行われるとのことです。
その他、松本国際奉仕担当理事よりタイ・マングローブ植栽事業の開催概要についての案内があり、最後に岡会長エレクトの閉会の挨拶で滞りなく散会となりました。

(記 不室 康昭)