最後の国立
株式会社JTB 中部
執行役員金沢支店長
豆本  剛

 今回は新会員紹介の欄で私の趣味と書きましたスポーツ観戦(ラグビー、野球、駅伝、サッカー)に関わる話を書かせていただきます。
最近『最後の国立』というフレーズをよく目にしますが、1964年の東京五輪オリンピックのメインスタジアムとして使用されスポーツの聖地として親しまれてきた国立競技場が2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場建設のため近く解体されます。
学生時代に毎年何試合もラグビー観戦に訪れた国立競技場へ解体前にもう一度行きたいと思っていたところ、1 月12 日、13 日と現国立競技場では最後となるラグビー大学選手権決勝と全国高校サッカー選手権決勝を観戦・応援する機会に恵まれました。国立競技場での観戦は大学卒業年のラグビー大学選手権決勝以来実に27 年ぶり!です。当時は地下鉄大江戸線も開通しておらず、当然ながら国立競技場駅という駅も存在しておらず改めて時の流れを感じました。
12 日は最後の国立でのラグビー大学選手権決勝としては少々寂しい入場者数でしたが、気分はすっかり学生時代に戻り最後の国立を満喫しました。翌13 日は、昨年当クラブで卓話をされた河﨑監督率いる星稜高校と富山第一高校という史上初の北陸勢同士による全国高校サッカー選手権決勝が5 万人近い大観衆の中で行われました。勝負の結果はともあれ国立競技場の最後を飾るにふさわしい、そして北陸新幹線金沢開業後の北陸の明るい未来を象徴する石川・富山代表同士の決勝の場に居合わす事ができ感無量でした。
国立競技場は間もなく解体されますが、日本中に多くの感動を与えてくれる新たな名勝負が新国立競技場で繰り広げられる事を願っています。

 

 

長期受入交換学生歓送会

 昨年末、12/23(祝)18:00 より片町アルベロにて交換学生Elliott NEAGLE 君の歓送会が開催されました。池田会長、北川幹事をはじめ金沢RC メンバー、歴代ホストファミリー、そして北陸学院高等学校 藤井校長先生をはじめとした彼が直接お世話になった先生方にもお越し頂き、和やかな雰囲気での開会となりました。
スケジュールの都合上、短期間のホストも多かったのですが、その分沢山のホストファミリーが彼との日々を懐かしみ本会に参加して頂きました。エリオットからは、流暢な日本語で1 年間金沢そして日本で経験した事を思い出し語って貰いました。また、ホストファミリー一家族毎に細かな出来事とお礼の言葉を述べていました。
そして最後に日本式に皆さんからのメッセージを書いた寄せ書き、彼の名前が記された歓迎横断幕、交換学生修了証書が手渡されました。あっという間の1 年間だったと思いますが、彼の経験した事がこれからの彼の人生に少しでもプラスにならん事、そしていつの日か再会出来る事を祈念し閉会となりました。

(記 八木圭一朗)