ミシュラン・グリーンガイド北陸飛騨3つ星街道ツアー

 山と自然を愛する同好会による表記のツアーが11月4日に開催されました。午前7時30 分にニューグランドホテルをバスが出発し飛騨高山に向かいました。
今回は29 名の参加ですが、「にく」を食べに飛騨に行くから丁度良いというような冗談を聞きながら高山の宮川沿いの朝市に行き、それから飛騨高山美術館に向かいました。
この美術館はミシュランの発行する観光ガイドで三ツ星を獲得しています。ガラス工芸を中心とした美術館ですが、なかなか良い雰囲気を出しており、ちょうど結婚式が館内で行われておりました。
館内を一巡した後、庭に出て館長さんからいただいたワインを飲みながら快適な空間を楽しみ、メンバーの中からは「もう一度こんな場所で結婚式をしてみたい。」という本音?も出て和やかな時間を過ごさせていただきました。
美術館を出て、古川の駅前にあるスペランツァホテルにて「飛騨牛づくし」の昼食を頂きました。サッポロビールの傳田さんより提供していただいたおいしいワインを飲み、飛騨牛に舌鼓を打ちながらの会食でした。
最後になりましたが、今回の素晴らしいツアーを企画運用していただきました中野同好会会長はじめ幹事の方々、特にお世話をいただきました北川 真幹事に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

(記 大友 哲)

 

ワインあれこれ(第1回) ―ボルドーの赤ワインについて―

 ワインは世界中で生産されていますが、世界におけるワインの王国といえばフランスであり、フランスを代表するワインといえば、ボルドーの赤ワインとなります。
ボルドーの赤ワインは、1855 年に格付けが行われており、1級から5級までの格付けがあります。この格付けに該当しないワインも多数あります。1級に格付けされているのは、シャトー・マルゴーやシャトー・オーブリオンなど、5つのシャトーが作るワインです。これらのワインは何十年も寝かせることが出来て、当初はタンニンが強く飲みにくいですが、上手く熟成されたものを飲むと、えも言われぬ幸福を感じることができます。2級には、シャトー・レオビル・ラス・カーズやシャトー・モンローズなど13 銘柄があり、3~5級に合計42銘柄があります。
これらの格付けワインを選べば、まず失敗することはありません。どのワインも長期の熟成に耐えうるワインです。問題は、いつが飲み頃かです。これはワインを選ぶ上で最も奥深い問題です。
一つ言えることは、自分の生まれ年のワインを飲むには、1級格付けのワインでないと多分飲めません。自分の子供の生まれ年のワインなら、どの格付けのワインでも、子供が成人したときにいっしょに美味しく飲めるでしょう。お子様の生まれ年の格付けワインを発見した時には、迷わず購入することをお勧めします。
次回は、ブドウの品種についての話をしたいと思います。

(記 織田 明彦)