兼六園と地域の未来をつくる会
株式会社見城亭 代表取締役
馬場 康行

 昭和43 年の夏、私は兼六園で生まれた。その当時、兼六園に無料と有料の境としての門は無く、当然24 時間出入りすることが可能で、私の住まいも園内、見城亭の二階にございました。皆様の中にも、その頃はよく兼六園に遊びに行った、兼六園を通って学校や会社に通っていた、と仰る方がたくさんおいでになるのではないでしょうか。前田家の私庭としての非公開時代、明治に入っての無料公開期に比べると、現在の有料の兼六園はまだそんなに長い歴史を重ねてはいないのです。
「兼六園よく行きますよ、花見の時に」と言われる方がとても多くいらっしゃる。これは裏を返すと、「兼六園、花見の時にしか行かないなぁ」ということだと思う。「新幹線開業に向けてどんな兼六園を目指しますか?」という質問に対し、私はいつも「県民の人たちが四季を通じて、笑顔ですごすことの出来る兼六園を目指したい」とお答えしています。それは、一番近くにいる私たちが、いつ来ても楽しい、心地よい気分になれ、晴れた日にはふらっと訪れたくなる、そんな場所でないと、観光のお客様に「また来てください」とは言えないという思いからです。
昨年、兼六園観光協会として「兼六園と地域の未来をつくる会」を立ち上げさせて頂きました。ここでは、県も市も、土木部(兼六園を守る人)も観光戦略推進部(誘客を担う人)も、旅行会社や周辺施設の皆様にも入って頂き、お客様目線での課題の解決、垣根を越えた協力体制強化を図っていきたいと考え、活動させて頂いております。この組織をベースに、訪れる人に愛され続ける兼六園を目指し、魅力的な兼六園と地域の未来をつくる為に、様々な人が関わることの出来るプラットフォームを築いて、皆様と一緒に、これからの兼六園を考え、楽しい提案をおこなっていきたいと思います。

 

 

 

第21回優良従業員等に職業奉仕賞贈呈表彰式
職業委員長
倉本 和明

 10 月30 日(水曜)例会時に「金沢RC 職業奉仕委員会表彰基準」に基づき、優良従業員等に職業奉仕賞贈呈式が行われました。
「職業奉仕はロータリアンの基本的生活態度」でありますが、また、外部へ向かっての活動として、会員の事業所の従業員、協力業者、地域の一般業者に向かっても職業奉仕の理想を普及する責任があり、その方策の一端として職業奉仕の理想を実証している個人の表彰を行うことを目的とし、職業奉仕委員会は規定に基づき、会員各位より推薦をお願いし選考しました。
今年度は「株式会社 橋本確文堂」営業部 統括マネージャーをされている北野準一郎さんが贈呈表彰されました。
北野さんは、日々の誠実な勤務をされる中、平成11年より小坂ミニバスケットボールクラブにおいてコーチ、監督の立場で14 年間の長きに亘り指導を通じて青少年の育成に寄与する善行を継続され、また、石川県ミニバスケットボール連盟の副理事長(金沢市ミニバスケットボール連盟副会長兼任)もされ、青少年の健全な育成、県内外のスポーツの振興に寄与されています。