一夜限りのジャズナイト

夜間例会が5月 21 日ニューグランドホテルで開催されました。タイトルは「kanazawa real jazz night 」、会場内は黒一色で覆われ、舞台には青のスポットライト、日頃の例会場とは思えない、全くの別世界となりました。さながら、ジャズの本場ニューヨークのブルーノートと見紛う雰囲気で期待が高まりました。
内田圭一郎会員の司会進行のもと、池田会長の乾杯で始まり、その後早速演奏者が紹介されました。演奏者は、『溝口尚4feat. 篠崎文』(みぞぐちたかし カルテット フューチャリング . しのざきあや)さんです。軽快なジャズの調べで、会場は一瞬にしてジャズの世界へと引き込まれました。ボーカルの篠崎文さんの登場で一層艶やかな雰囲気になり、スタンダードな曲からポピュラーな曲まで、歌っていただきました。休憩を挟んでの二部構成でしたが、会場が一体となり、大盛況の内に終演となりました。
最後に西木戸ニコニコ委員長からチャリティーへのお礼の挨拶で閉幕しました。一夜限りの素敵なジャズナイトでした。

(記 宇都宮元樹)

 

タイ・マングローブ植樹事業 開催される

 年初よりあたためてまいりました、「タイ・マングローブ植樹事業」が、ゴールデンウィーク明けの5月9日、タイ・ナコンシータマラート市近隣のマングローブ林にて、池田会長始め、北川幹事、松本耕作国際奉仕委員長、 米井次年度幹事、小鍛冶次年度委員長、 八木会員、 山本秀生会員、松崎の8名で参加してきました。ナコンシータマラート市は、タイの首都バンコクから約800km、車で 10 時間(飛行機で1時間)かかる、タイランド湾に面し、マレー半島の中央に位置する市です。人口 27 万人、石川県とは 40 年以上のおつきあいがあります。また、山田長政のお墓があります。今回のマングローブ植樹事業のきっかけは 一昨年、Posadejロータリークラブの会長でいらっしゃったテムラック・チャオ先生が米山奨学生時代のお礼に金沢に来られたことがきっかけでした。
近年、世界各地でマングローブの破壊が問題になってきています。特に東南アジアでは、木炭の材料とするための伐採と、海岸沿いの湿地を日本向けのウシエビ(ブラックタイガー)などのエビ養殖場とするための開発が主な原因となっているようで、あちこちでマングローブ林が消滅しつつあるようです。今回の植樹事業は、「タイ日ロータリーマングローブ植樹大会 2014」と題し、Posadej ロータリークラブ会員を始め、地元小学生、看護学生、その父兄総勢 200 名で合計 2,000 本の植樹を行いました。入り江の漁船に分乗し、マングローブの林をぬけ、干潟へ。膝上までの泥濘(ぬかるみ)のなか、50cmの苗を手植えします。田んぼ以上の粘土質。ぼさっとしていると足をとられ、大きな尻もちをつきかねません。気づけば皆「キャーキャー」言いながら苗を植えていました。まさに大人の泥遊びです。何ともいえない泥感触。忘れられません。今回植えた苗が、1m伸びるまで1年、少し茂り出すまで3年、森になるまで5年以上かかるそうです。今回植えた苗はとてもちっぽけな規模ですが、日本に帰国してからもずっと記憶に残ります。わたしの個人的な感想ですが、近い将来マングローブ林がどのように生長したか見に行きたいと思いました。最後に今回お世話いただきました松本耕作会員、バンコクで後方支援していただきました野上会員に感謝を申し上げまして報告とさせていただきます。

(記 松崎 秀規)

 

ワインあれこれ(第 11 回)
―“ワイン=難しいもの”?―

世界中にある産地、数も多い品種、年による違い、価格もピンキリ…なんとヤヤコシイ世界でしょう(笑) とはいえ、ただの嗜好品じゃないか!と再認識すれば、あとは自分の好みや味覚だけ。当然ですが、先般の記事で紹介された世界的権威が何点つけようが全く関係ありません。“学ぶに難く 楽しむに易し”というものではないかと思います。
そんな広く難解な世界を楽しむに際し、大枠をおさえるのに個人的にオススメしたいのは、次の主要な4つの「品種」だけを覚えることです。
白では1種「シャルドネ」。赤は3種。 しっかり「カベルネ」、まろやか「メルロー」、軽やか「ピノ」。 レストランや酒屋さんでも、ワインを注文する場にはソムリエをはじめ詳しい方がいることが多いかと思います。例えば、「渋めのメルロー」「スルッと飲みやすいカベルネ」「フルーティーなシャルドネ」などのように、形容詞+品種で伝えることが 自分好みを注文できる近道かと思います。それを繰り返したり、また少し変えたりしていくことで、次第に好みがハッキリしてくるかと思います。そのために一番簡単なスタート方法は、美味しかったワインのラベルを携帯電話などで写真に撮っておいて、これに似たタイプを、と注文する方法です。お気に入りを複数見せられれば、ソムリエや販売員の判断レベルも上がります。また当然ながら先に予算を伝えること、また決定時には必ず値段を確認することをお勧め致します。
既述4種は世界中で生産されています。品種を飲み較べて味や個性の違いを楽しむも良し、ひとつの品種に狙いを定め 産地の特徴を楽しむのもよろしいかと思います。

(記 橋本 光央)