初めての北陸勤務
日本たばこ産業株式会社
金沢支店長
林  一夫

 私は、いわゆる転勤族で、就職してから24 年目になります。その間、北海道、福島県、栃木県、千葉県、東京都、海外ではスイスに勤務し、2013年7月より金沢勤務となりました。子供達が小さい頃は、家族で転居していましたので、都度新しい土地に慣れなければならない家族は大変苦労したと思います。それでも今日まで楽しく暮らして来られたのは、出会った方々に温かくお付き合いして頂いたお蔭です。
金沢を中心とする北陸地方は、私にとって初めての勤務です。海の幸山の幸に恵まれ、親切な方が多く、楽しく過ごすことができています。金沢勤務は家族にも大好評で、昨年の夏には金沢城址、兼六園、二十一世紀美術館を中心に金沢市内観光、富山県の黒部アルペンルート、福井県の東尋坊等を全員で回りました。大学生の娘と高校生の息子にとっても、金沢は憧れの街であったようです。
単身赴任は3か所目になりました。食事から洗濯など身の回りのことは一人でできるようになりましたが、今回は趣味も増やそうと「釣り」を始めました。職場の仲間に釣り具の購入から指導してもらい、一式揃えて、昨年の夏は毎週末、羽咋や珠洲に出掛けました。もちろん釣った魚は自宅に持ち帰り、5年以上の単身生活で揚げ物まで出来るようになっていますので、天ぷらにしたり、飽きるとムニエルにしたり、刺身で食べたり、単身赴任仲間と楽しい週末。今年は、能登半島の釣りポイントを試しながら色々な場所へ行き、新しく趣味に加えた磯釣りと石川県の自然を楽しみたいと思っています。

 

楽しくなければロータリーではない!

 去る3月12 日(水)、兼見御亭にて新会員研修会および懇談会が開催されました。平成25 年7月以降に入会された会員のうち当日は11 名の新会員の方が出席しました。
まずは北川晶夫パストガバナーを講師にお迎えした新会員研修会。冒頭に北川氏の手書きの配布資料が配られた瞬間、北川氏の研修に対する情熱に触れ一同の緊張度は最高潮に。しかしながら、北川氏の第一声は「楽しくなければロータリーではない!」というなんとも優しく、勇気づけられるお言葉。確かに他人の幸せは自分の幸せという公共の奉仕を追い求めるのはロータリーの最も大切な存在意義です。しかし、親睦活動を通して楽しむことが豊かな人間性を育むことこそ第一であるとメッセージを戴き、楽しいイコール宴会である小生は心弾ませ懇談会に突入しました。 続いて、懇談会。さすがは兼見御亭ですね。まずは料理で楽しみました。宴も中程、続いてはANA とJAL のファーストクラスで提供されている赤ワインの試飲会がスタート!ホストはもちろん北川幹事。持ち込みワインで皆を楽しませる雅一朗ワールドが繰り広げられました。楽しくなければロータリーではないという教えを遺伝子が受け継いでいらっしゃいますね。人と人との楽しい出会いによって人間性が豊かになる。ロータリアンとしての基本姿勢をわかりやすく親子二代で教えていただいた新会員研修会と懇談会でした。

(記 山岸 晋作)