我社の創業の原点をたずねて
能美防災株式会社
金沢支社長
阿閉 久義

 東日本大震災(マグニチュード9.0)から2年が経過し、被災地ではまだまだ復興が進まない状況です。
我社の創業の原点は、大正12年9月1日正午に起きた関東大震災(マグニチュード7.9)の惨劇が契機に防災事業に取組むきっかけとなった。災害による被害は、死者9万1千余人、行方不明1万3千余人、負傷者10 万4千余人に上るとされている。とりわけ東京本所横網町の陸軍被服廠空地における被害は大きく、死者・行方不明だけで3万8千人から4万2千人と推定され、東京都内で惨状を呈した。
4万人もの人がこの狭い地域において瞬時にして死亡したのは、これは地震のためでなく火事のためであった。創業者である能美輝一はこの惨劇を目の当たりにし火災予防の研究へ傾倒させるきっかけとなり、その火事を防ぐことの必要さは、重要課題とし火事の研究に乗り出す決心をした。
写真は、同僚と創業の原点である本所被服所跡地を訪ねたときのものです。現在、東京都墨田区横網に本所被服所跡地があり(横網公園内)東京都復興記念館及び東京都慰霊堂内に関東大震災で被災した物が展示しています。興味のある方は一度訪ねてみて下さい。
余談ですが、社名についてよく聞かれることですが、谷本県知事とお会いすることがあり、知事から君の会社は能美市のどこにあるかと聞かれ、社名は創業者の姓から来ているとお話したところ、石川の会社だと思っていたと言われ、知事に県庁舎の火災報知設備は我社の機器が設置していますので安心して執務して下さいとお話したことがあります。

 

 

「西茶屋 桜まつり」に行ってきました!!

 4月19 日(金)に西検番事務所で行われた「西茶屋桜まつり~花見で一杯~」に辰川会長をはじめとする17 名(うち奥様方3名)で参加して参りました。この催しは国の登録有形文化財である検番事務所(大正11 年建設)の改修を機に開催され今年で4年目。今回も大盛況で開催日の10 日間、すべて「満員御礼」で計700 名の来場者があったそうです。
開催時間はたっぷり2時間。西の芸妓さんもまさしくオールスター状態(?)で、踊りや様々な芸を披露いただき、参加者全員が大変楽しく有意義な時間を過ごすことができました。8月には夏まつり(8月初旬~お盆まで)も企画されているとのこと。主計町の川床とともに、こちらも是非楽しんでいただけたら幸いです。

(記 松崎 充意)

 

 

次年度第1回クラブ協議会開催

 4月17 日(水)例会後、ニューグランドホテル「銀扇」において次年度第1回クラブ協議会が開催されました。池田会長挨拶のあと議事に入り、まず池田会長から次年度のキーワード「奉仕と親睦で 繋ごう ロータリーの和」(・奉仕と親睦を深めよう ・新たな友情を見出そう)について、「繋ごう」は2015 年4月25 日の80 周年事業への準備年度でもあること、「和」はロータリー会員は仲間であるとの説明がありました。その他の基本方針として、活動方針、地区出向者への活動支援、創立80 周年実行委員会への参画支援要請がありました。そのあと北川雅一朗幹事が委員会活動、会員増強、年間行事予定、会費について説明しました。いよいよ池田年度が始動するという期待感と緊張感に包まれた第1回クラブ協議会は、滞りなく終了し散会になりました。
辰川年度同様に皆様のご支援ご協力を、池田年度もよろしくお願いします。

(記 北川  真)