優良従業員表彰
職業委員長
大友  哲

 去る10 月17 日の例会の時間をお借りして、優良従業員表彰式を執り行わせて頂きました。
今年は1名の表彰で、菱沼会員より推薦を頂きました吉野 忠則様(ふぁみーゆツダコマ株式会社 庶務グループ課長)を受賞者として表彰いたしました。
吉田 忠則様は、会社の職務にあたる傍ら、日本電動椅子サッカー協会の審判員として長年活動され、また県内外の福祉行政担当との交流を図り、障害者雇用の促進に貢献されてこられました。このことが表彰基準に合致するとされたものです。
金沢RC 表彰制度の基本的考え方は、「職業奉仕はロータリアンの基本的生活態度」であり、それは主として対内的なものであるが、外部に向けても会員の事業所の従業員、協力業者に対して職業奉仕の理想を普及する責任があるとして、その職業奉仕の理想を実証している個人の表彰を行うというものです。
この優良従業員表彰は、毎年10 月の職業奉仕月間の例会において行われており、毎年2,3 名の受賞者がおられます。
今年は1名のみの受賞となりましたが、来年度に向けても是非「職業奉仕の理想」を実証している従業員や協力業者の推薦にご配慮いただきますようお願いいたします。
最後になりましたが、貴重な例会の時間をこの表彰式にお借りさせていただきましたことを、心より御礼申し上げます。

先達の偉業・・・黒部川第四発電所(職場見学会)

 今年も金沢ロータリークラブ 職業・社会奉仕委員会の職場見学会が開催された。今回はクラブメンバーである北陸電力株式会社石川支店長の石黒会員のお世話になり、関西電力黒部川第四発電所を訪れた。
朝、6時にニューグランドホテルを出発。宇奈月側からトロッコ電車に乗り欅平駅に向かう。途中の黒部渓谷の景色は、紅葉にはまだ少々早いが、筆舌に尽くし難い美しさだった。
さて、一般客は欅平駅が終点だが、私たちはそこからさらにトロッコ電車に乗り換え黒部川第四発電所に向かった。途中、耐熱車両に乗り換え、小説にもなった高熱隧道を通過した。いまだにトンネル内は高温で温度が高い時は40 度以上になるとの事。また強烈な硫黄の匂いが鼻をついた。
ここを掘り進むには壮絶な戦いがあったと聞く。先達の血のにじむ様な努力で高熱隧道を突破し、山をくり抜き全ての施設が地下に建設された黒部川第四発電所を完成させた事は本当に驚くばかりである。
また、多くの作業員が一年中電力の安定供給の為に日夜発電所の維持管理を行ってくれている。昨今、電力会社といえばやり玉に上がっているが、私たちの生活は電力の安定供給の下にあることは事実である。
そして、その為に多くの人たちが黒部の厳しい自然と格闘し、その使命を果たしてくれていることに感動を覚えた。今日は日頃、見えない部分を見ることが出来た事で様々な事を理解する事が出来た。
黒部を後に、一行は糸魚川温泉へ。大友職業委員長が下見を行い、料理まで試食をしたという温泉旅館での夕食に会員一同ご満悦の様子だった。
今回の事業を企画してくださった大友委員長と職業・社会奉仕委員会の皆さん、そして北陸電力株式会社石川支店長の石黒会員には心から感謝申し上げたい。

(記 長野 幸浩)

健康診断(健診)は何故必要なのか?
親睦委員会健康担当副委員長
名村 正伸

 「何にも自覚症状はないし健康だから健診なんて必要ない」と言って健診を受けられない方を時折見受けます。健診は実はこのような人たちにとってこそ大きな意義があります。
健診は病気の予防、早期発見・治療のために行うものです。自覚症状とは身体の恒常性が破綻したときに現れるものですから、自覚症状が現れたときにはすでに病気として進行してしまっている可能性があります。健診では約6,000 種類あると言われている人間の病気のうち約1,000 種類の病気を発見できると言われています。金沢RC の健診では一般的な健診で行われている血液検査に加え腫瘍マーカー(癌の早期発見に繋がる項目)も含まれており、さらに今年度からはデータ解釈に役立つよう問診票も記入いただいています。10 月24 日と31 日に実施されましたが、この機会を逃した方は是非職場・住民健診を受けるか、もしくは来年度当クラブでの健診をお受けください。結果について不明な点がございましたらいつでもお尋ねください。