中尾ガバナーからのメッセージ
Love Rotary 生きる よろこび
ガバナー
中尾 哲雄

 ガバナー年度が始まり、私は少し興奮している。めんどくさいという気持ちがないわけではないが、やはり希望やよろこびの方が大きい。
若い頃から「生きる」ということと、「暮らす」ということは全く違うと思ってきた。朝、起きて食事をし、会社で仕事をする。友人と一杯やったり、時には旅行の計画を立てる。貯金のことや家の新築のことも考える・・・しかし、これらは暮らすということ。動物だって同じように暮らしている。
生きるということは自分の価値を世に問うていくこと、そのために絶えず自己の価値を高めていく努力を続けなければならない。その姿勢がなければ生きたというよろこびを感じることはできない。そして、その姿勢、努力を通して得る感動、感激を積み重ねて人生は豊かになっていくものと信じている。
そのように考えるとロータリアンであること自体、そしてロータリーの活動こそ「生きる」ということだと思うのだ。
自分の天職を品位あらしめていく日々の努力、その天職を通して社会にサービス(日本語の奉仕という概念を超えた、取引先、消費者等、相手そして社会のためになる行為)していくこと、そこに感動があり、それこそ生きるよろこびといえないだろうか。
宗教哲学者マルティン・ブーバは、対話の哲学を説き「出合いという決定的瞬間において、いままでにない新しい事柄が起きる」といっている。相手は人間に限らず道端の草でも、昇る朝日でもいい。音楽や絵画でもいいだろう。出合って魂が震えるほどの感動の時間、それが生きている時間だと思う。
40 年にわたるロータリーの日々、50 回を超える海外でのメークアップ、私は多くの友人を得てきた。今日あるはそのお陰であるといっても過言ではない。これらの出合いは、大きなよろこびであり、生きるよろこびである。
だからこそロータリーはいい人の集まりでなくてはならない。
ロータリーの基本はやはり友情とサービスである。
これから、この地区の2600 人のメンバーと会えると
思うと胸の高鳴りを覚える。人生の終わりを迎えようとしている中で、このような機会を与えてくれた仲間に素直に感謝したい。

(「マンスリーレター」より)

 

白山登山

 8月18、19 日の二日間にわたって、「山と自然を愛する同好会」毎年恒例の白山登山が池田、松本、森、長野、中村、八木、北川会員、中村会員と瀬戸会員の御子息、そして私の10 名参加で行われました。心配された天候も当日はからりと晴れて、午前7時半に集合場所の白山比咩神社にて安全祈願のあと、別当出合から砂防新道をいざ出発です。途中いっとき大粒の通り雨に降られましたが、素晴らしい風景の中を登って昼過ぎには無事宿泊場所の南竜山荘に到着しました。さてそれからがお楽しみの「料亭 松本白山店」の開店です。山荘前のテラスにて今年は松本会員渾身の「どじょう蒲焼」、絶妙の味わいと最高の生ビールが体にしみ込んで大いに盛り上がりました。
翌日朝は3時起床、深い霧の中をご来光を見に展望台へと登ります。日の出時刻のわずか2分前にガスがかかりご来光は拝めませんでしたが、とても美しい朝焼けでした。室堂まで登って朝食の後、快晴の中を頂上へと向かい7時37 分、白山御前峰頂上到着。素晴らしい眺めと清冽な空気の中、記念撮影をしてお池めぐりに向かいました。美しい水の色や雪渓、火山としての白山の姿を堪能することができました。
下山の道は険しいところもありましたが大きなトラブルもなく午後2時には別当出合に全員無事帰着、市ノ瀬の天然温泉で汗を流して解散となりました。天候にも恵まれ素晴らしい登山でした。
来年は皆様ぜひご一緒に。

(記 白石 晃一郎)

 

第3回クラブ協議会

 8月22 日の例会後、山岸 敬秀ガバナー補佐をお迎えして、第3回のクラブ協議会が開催されました。山岸ガバナー補佐からは、ガバナー補佐の仕事は、ガバナーに各クラブの状況を報告することであり、そのための訪問である旨のお話がありました。各委員長から、各委員会の報告がなされ、活発な意見交換が行われました。

(記 織田 明彦)