雑   感
あずさ監査法人 北陸事務所長
浜田  亘

 既に一昨年の夏に入会させて頂きながら殆ど出席出来ていない浜田でございます。
リレー随想の原稿執筆を承りましたので最近何となく感じている事を書かせて頂きたいと思います。
私は監査法人で監査業務を通して資本市場の健全な発展の一翼を担っているつもりでおります。つまり営利主義を貫く法人の公平な支援者だと自分で理解してきました。
しかしながら昨今はユーロ危機やアメリカの経済不況による世界的景気後退による閉塞感や東日本大震災、タイの洪水等の災害を返ると営利中心の資本主義で本当に良いのかと言う単純な疑問が湧いてきました。
今は産業革命以来膨張を続けてきた技術や価値観に大きな変革をもたらす時期の様な気がします。フォードが量産を始めてからガソリンとディーゼルでしか走らなかった車が電気等で走る様になりますし、スマートフォンの登場で皆が携帯のPC を手に入れて瞬時に情報を交換する事が可能になりました。
この様な状況の中で人類は従来通りの営利中心の社会を築いて行くのか、または違った価値観をもって社会を改革していくのか本当に大きな転換期になるのがここ数年だと思っています。
今後人類は物質的な豊かさより心の豊かさを求めて行かないと過去と同じ過ちを繰返す様な気がします。私はキーワードは「Share」、「Fair」、「Care」ではないかと思いますが、皆様はどの様に感じられるでしょうか。

 

「節分の会」

 今冬最大の寒波の中、恒例の「節分の会」が2月1日に金沢ニューグランドホテルで開催されました。
雪が舞う中、会員やご夫人など81 名が、金沢ロータリー懇親会として初めての試みの「鍋」に集いました。
例年通り例会会場には祭壇が設けられ、尾山神社の神職より、年男の村本 道廣、白石 晃一郎、中村 太郎、中田 二郎、織田 明彦、三富 英樹の6会員と大友会長の清祓いが行われました。終了と同時に赤鬼・青鬼が例会会場に乱入し、年男会員等による豆まきと「鬼は外、福は内」の声で鬼は退散しました。今年の鬼役はローターアクトの坂本さんと野上さんの若い二人でした。
その後懇親会場に移動し、司会の親睦委員会 加藤 真一会員による司会で始まりました。最初は東の芸妓さんによる一舞一管「寿の舞」で静かな幕開けをしました。続いて大友会長から「鍋」がメインの夜間例会の裏話を含めた開会の挨拶と、乾杯で懇談が始まりました。「鍋」料理に会員は堪能しましたが、サポート係員の慣れないサービスに戸惑う姿や、火加減を見まわる会員やにわか鍋奉行会員が現われ、普段と違う懇親会となりました。その後、金沢出身の演歌歌手の高畠 佑布子さんのオリジナルやヒットメドレーによる30 分余の歌謡ショーを堪能しました。最後に年男6名と会長・学生も参加した「餅つき」を、「餅つき名人 野村さん」の協力で一臼つきあげ参加者で味わいました。
熱気の残る中、中村 雅人親睦委員長の挨拶と、恒例の「手と手つないで」を輪になり唱和して閉会しました。

(記 土井 正幸)