リレー随想

旅の原点「旧街道歩き」
株式会社JTB中部 取締役金沢支店長
塚原 克彦

熟年世代のウォーキングは、今やブームと言うよりは、レジャーも兼ねたポピュラーな健康法となっています。目標を定めそれに向かって継続している方も多いと思います。
静岡支店在任中に東海道400年祭の取り扱い時の冊子があり、宿場と街道に興味を持ち、始めたのが旧東海道歩きです。休日を利用して一日20K~35Kを歩きます。約2年半、通算で40日程かかりました。歩いている方も数多く時々、情報交換もしたりしました。江戸時代の幹線道路として栄えた東海道は、宿場町の面影を残している所も数多く、昔の繁栄していた頃の資料を展示している資料館も所々にあります。時代の変革と共に、鉄道が開業し、大型SCが出来、廃れてしまった旧街道の商店街が活性化を模索している姿にしばしば出会いました。
今の目標は、金沢に来て途切れている中山道歩きです。現在、木曽の三留野宿で日本橋まで約250K。まだまだ長い道のりです。

【次回は、大塚製薬株式会社 金沢支店 前田 朋明さんです】

 

職場見学 北陸電力七尾大田火力発電所

 当日は生憎の雨模様となりましたが、22名のメンバーで七尾大田火力発電所に職場見学に行って参りました。県内の発電所としては比較的新しく、1号機は1995年3月に、2号機は1998年7月に営業運転を開始しています。また当発電所は石炭火力でオーストラリアやインドネシアからの石炭を燃料に使用しているそうです。東京ドーム11個分の敷地の殆どを占めるのは貯炭場で有り、やはり現場を見てみないと分からない事が多いと改めて思い知らされた次第です。
北陸電力総発電量800万kWのうち、当火力発電所1号機2号機合計120万kWは金沢市内の需要の6割を担える数値と言うことで一同に驚かされました。震災以後メンバーも電気や節電に対する意識も高まっているからでしょうか、質疑応答の時間には北電さんの職員の方もたじたじの質問が矢継ぎ早にされ、大幅に予定時間を超えてしまいました。
見学終了後は和倉温泉「多田屋」さんに立ち寄り、皆さんで温泉とお料理を頂いて帰ってきました。最後に今回お世話頂きました森委員長を始め職業・新世代委員会の皆様、そして職場見学ではいつもご尽力賜ります北陸電力 塚支店長に深く感謝申し上げまして報告とさせて頂きます。

(記 八木 圭一朗)