金沢RAC 会長 筆 優子

4月6日 (水) 通常例会

場所:㈱ヤギコーポレーション105・106会議室
参加者:筆、笠谷、角村、高村(ZOOM参加:徳田、近藤)
メイキャップ:金沢東RAC高平さん
・江頭さんの後任でドコモ北陸支社の徳田さんが入会されました。
・徳田さんにアクトについてご説明(今後の行事、年次大会、全研について)
・自己紹介(兼、異業種交流会)
3か月ぶりに対面での例会を行い、新入会員の方にも初めて直接お会いすることができました。

4月17日 (日)  年次大会記念事業「歌舞伎体験」

場所: 小松市内…みよっさ曳(ひき)山(やま)交流館、安宅(あたか)の関(せき)、那(な)谷寺(たでら)
参加者:計4名
金沢RAC3名(筆)、小松RAC1名(上出)、砺波RAC3名(中山)、金沢東RAC(高平)
年次大会の記念事業に参加しました。※本大会は6月26日開催。今年度は小松RACがホストを務め、「歌舞伎のまち」である小松市にて歌舞伎文化に触れるプログラムが行われました。また、小松の魅力をPRする動画作成のため、名所の那谷寺や名物の小松うどんも堪能しました。

  

【歌舞伎風メイク体験】

「勧進帳(かんじんちょう)」の三役、弁慶・義経・富樫の化粧を参加者自らが施す体験を行いました。顔全体を白塗り(またはトコノ塗り※)するところから始まり、目元、口元、眉などを赤、黒、青色で隈(くま)取(ど)りします。(※トコノ塗りは茶色がかった地色の顔で、今回の体験では弁慶がこれにあたります。)自分でメイクすることに慣れない男性陣は四苦八苦していましたが、仕上がってみれば見事な隈取りとなりました。化粧後に役の衣装を着付けしていただくと、気分は歌舞伎役者さながらです。

【口上(こうじょう)体験】

口上は、舞台上から役者が観客に対して直接述べる挨拶のことをいいます。襲名披露や役者の初舞台などの口上が一般的にも有名です。今回の体験では、曳山子供歌舞伎の上演前に若衆が行う「トザイ、トーザイ」の口上に挑戦しました。拍子木を鳴らしながら、「東西(トザイ)東西(トーザイ)、隅から隅まで、ずずずいーっと御願い申し上げ奉ります」と声高らかに述べることで見物人のざわめきを静め、上演開始の合図となるものです。独特の節回しと慣れない言葉使いに参加者全員が難儀しましたが、小気味良い拍子木のリズムに合わせて思い切り口上を述べた後は清々しく感じました。

【曳山(ひきやま)の見学】

小松のお旅(たび)まつりで演じられる曳山子供歌舞伎は、近江長浜、武蔵秩父とともに全国でも有数の子供歌舞伎として名高く、日本三大子供歌舞伎のひとつと言われています。250年以上の歴史を持つ小松の子供歌舞伎は主に女の子によって演じられ、全国的にも珍しいとされています。毎年、八基ある曳山のうち、当番となった2つの町が曳山(=山車)を出し、曳山上で子どもたちが演じる姿は本物の歌舞伎役者も驚くほどの名演技で観客を沸かせます。

【勧進帳(かんじんちょう)の舞台 安宅(あたか)の関(せき)を散策】

安宅の関は、歌舞伎の演目「勧進帳」で、兄・源頼朝の追及の手を逃れ奥州に向かう源義経一行の前に立ちはだかった関所として知られています。小松市の日本海沿岸にある安宅住吉神社には、安宅の関があったことを示す石碑が黒松林の中にひっそりと立っています。黒松林を抜けると海岸が広がって眺めもよく、景色や砂浜遊びを楽しむ人の姿も見受けられました。

~弁慶、富樫、義経が織りなす人情物語~
平氏討伐で功績を残した義経が、兄の頼朝と不仲になり追われる身となります。義経一行は山伏姿に変装し、弁慶をはじめ、わずかな家来を連れて奥州平泉へと北陸路を急ぎます。その途中、加賀国の「安宅の関」に差しかかった一行は、頼朝から追捕の命を受けて待ち受ける関守・富樫に見とがめられ緊迫の事態に陥ります。焼失した東大寺再建の勧進(寄付集め)の旅であると弁慶が申し立てたところ、富樫は「ならば勧進帳を読み上げよ」と迫ります。弁慶があり合わせの巻物を勧進帳であるかのように装い朗々と読み上げて富樫の詰問を切り抜けましたが、今度は義経に似た者が居ると指摘を受けて再び窮地に陥ります。弁慶は「義経なんかに似たお前の顔が憎い、お前がのろのろしているから疑われるのだ」と言い、身を切られる思いで強力(山の案内や荷物運びをする者)に変装した義経を杖で厳しく打ちつけます。弁慶の主君を思う気持ちの強さに動かされた富樫は、義経と気付きながらも一行を通したといわれています。

4月20日 (水) 通常例会

場所:㈱ヤギコーポレーション105・106会議室
参加者:筆、多田、常田
メイキャップ:金沢東RAC高平さん
ベルマークの仕分けを行いました。次回の例会で点数の集計を行い寄付する予定です。

令和4年4月の活動報告は以上となります。