金沢ローターアクトクラブ会長 三宅 雄士

3月7日(月) 第18回例会 国際理解教室例会
今期当クラブ内にて新しい試みに注力して活動している国際奉仕委員会の企画で、JICA北陸支部様と連携し、「国際理解」をテーマにした例会を開催致しました。今回は自転車日本一周の旅の途中で金沢にいらっしゃった青年海外協力隊OGの岩田紗知様と、内堀美津子様をお招きし、トンガ料理を食しながら、貴重な体験談を訊かせて頂きました。お二人はそれぞれの特技を活かしてモンゴルにて2年間の活動を経た後、日本各地でその体験を伝える活動をしていらっしゃいます。
目的意識を持って海外に飛び出し、帰国後も自分達にできる事に全力を傾けている姿に、同年代にはとても思えない、たくましさやひたむきさを感じ、参加メンバーにとっては非常に刺激となりました。
きれいごとだけでは済まされない海外の実情を知り、海外で働いた方の生の声を聴く、貴重な場となりました。

3月13日(日) 第19回例会 NHK金沢「よせがきテレビかいてみんけ」観覧例会
昨期当クラブの卓話例会で講師としてお越し頂いたご縁で、NHK金沢放送局の片山千恵子アナウンサーより、NHK金沢放送局のテレビ番組収録のご案内を頂きました。地区運営とも相談した結果、10~20代限定という事に加え、異業種に触れる場として例会として開催するに至りました。
番組は「女と男」というテーマにまつわり、石川県の若者から集まった川柳などの投稿を紹介する内容でした。収録は4時間を越える長時間でしたが、片山アナウンサーはじめ出演者の話術に引き込まれ、あっという間の時間でした。スタッフの方々が影で色々と走り回りながら番組を進めていく様子も見る事ができ、テレビ番組というメディアに、新しい印象を持ちました。
番組放映の日時はまだ決まっていないようですが、もしかすると、私たちが参加している様子も少し映っているかもしれません。興味深い内容の番組になっているかと存じますので、お時間があえば是非ご覧頂ければと思います。

3月26日(土)~27日(日) RAC 地区公式行事 国内派遣研修 (R.I.D.2660 大阪北地区)
1月の台湾研修に続き、今回は国内派遣研修として、大阪北地区を地区有志にて訪問致しました。「ええで、VIVA大阪 若者による日本文化シンポジウム」と題された2日間に渡るプロジェクトへ、当クラブからは2名が参加致しました。全国各地のローターアクターとの交流に加え、「実体験プログラム(日本料理や昔遊び)」「大阪文化体験(落語家 桂小春團治氏)」「基調講演(建築家 安藤忠雄氏)」「クリーンハイク」など盛り沢山の内容で、関西のアクターのパワーを体感するとともに、改めて全国のRC、RACの精神的な繋がりを実感する事ができました。
特に安藤忠雄氏の講演は、大変興味深いものでした。まちづくりや環境整備に対する市民・企業・行政への啓発や、「知識はあるが知恵がない」現代の若者への警鐘など、自ら考え行動する事の重要性を考え直すことを、再三強調されていらっしゃった点が強く印象に残っています。
過去や事例に捉われず、自分達の立場より「地域のために何を行い、自己成長に繋げるか」について、積極的に知恵を出し、行動・反省を行っていく意識を、我々アクターも、今一度強く持って活動を継続していく所存でございます。