富山との縁
株式会社三菱東京UFJ銀行
金沢支社長
三富 英樹

 隣県の話で恐縮です。東京で生まれ育った私が、唯一暮らしたことがあるのが富山市です。父の転勤で昭和49 年10 月から昭和52 年7月まで( 小3~小6) を過ごしました。初めてのスキー、なまず飼育等、懐かしい思い出です。
昨年、同市内桜木町でお取引先との会食があり、父もかつて通った場所かと思うと、感慨深いものがありました。当時私は父が持ち帰る飲み屋のマッチを収集していたのですが、最大個数を誇ったスナック「千」は残念ながら発見出来ませんでした。
当時の親友3人との再会も果たしました。実に34 年振りながら、面影は昔のままでした。
実は富山との最初の縁はもっと昔に遡ります。私の父(昭和8 年生)は戦時中、富山県城端町に学童疎開しており、父にとっても縁ある地への赴任でした。この話を城端ご出身のお取引先社長にしたところ、社長のご実家が、当時父の通う小学校の疎開児童を預かって下さった民家のうちの一軒であることが分かりました。昨年9 月のむぎや祭りの際には、疎開児童の勉強場であった城端別院(善徳寺)や、当時父を預かって下さったお宅(今は空家)、戦後卒業生が再訪記念に植えた松の木を案内頂きました。
親子二代に亘る富山との縁。金沢に赴任しなければ、このような体験をすることも無かった訳で、素晴らしい伝統文化・自然・食の世界に触れたことと合わせて、改めて幸せに感じています。

 

新会員懇談会

 新会員懇談会が、4月18 日(水)午後6時30 分より大友楼において開催されました。
出席者は、大友 佐俊会長、辰川 伸一次年度会長、野上兵一幹事、新家 久司次年度幹事、会員増強委員会から米井 裕一委員長、中村 太郎副委員長、吉村 宣利・泉 澂・草野 輝久パスト会長及び新入会員7名(小島 伸夫、堀田 正之、名村 正伸、青木 悟、本多 和喜、松波 広之、吉田 克也)の総勢16 名でした。まず、大友会長やパスト会長の皆さまから金沢RC の一員としての心構え等に関するご講話をいただいた後、懇親会に移りました。懇親会では、大友会長のご挨拶・乾杯の発声の後、和やかに会が始まりました。新会員にとっては、諸先輩方とともに杯を酌み交わすことを通じて、「ロータリーを楽しみ、会員相互の親睦を深め、地域に貢献しよう」という思いを深めることができた有意義な時間になりました。

(記 吉田 克也)

 

GSE プログラムに携わって

 3月24 日20 時50 分、定刻通りカナダ北東部の7010 地区からGSE(研究グループ交換)チーム5名が小松空港に到着しました。このプログラムはロータリー財団の教育プログラムの1つであり、異なる国の2つのロータリー地区が、40 歳以下のロータリアンでない4人のチームメンバー及びロータリアンの1名のチームリーダーからなる専門職業の研究グループをお互いに派遣し受入れ合います。専門職務経験の浅い事業人または職業人が異文化に触れ、職業交換を体験する機会です。地元社会のニーズや国際化の進む職場のニーズに対応できるように若い成人の専門的職能や指導力を磨くことを目的として、職業訪問、文化体験、親睦の機会などの活動に参加します。
昨年9月に中川パストガバナーをリーダーとして当地区よりチームをすでに派遣し、充実した研修の機会をいただきました。
リーダーのリチャードはじめ皆さん素晴らしい方ばかりです。先日の金沢ロータリークラブの例会にも出席していただき日本語でプレゼンテーションを行うなど精力的に活動しました。この研修プログラムが皆様のご協力で成功裏に終了し、ロータリーの友情の架橋がまた1つ増えることを心より祈念して筆を置きたいと思います。有難うございました。

(記 中村 哲郎)